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読書記録#78 発達障害大図解


図書館から拝借


●目的

数冊の発達障害関連の本の斜め読み。その一環としてこの本を手に取った。
当方、発達障害の症状がかなり散見されるため。


●読書メモ

•ASD→「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力の障害」

•ASDの症状

→親しい友人を作ろうとしない、他者に無関心
→会話のキャッチボールが難しい

•相手の表情や声のトーンを読めない
•目を合わせない
•あいまいな表現や比喩的な表現、お世辞や社交辞令が理解できない

→臨機応変が非常に苦手
→関心ある物事には積極的に取り組む(記憶力、集中力)

•ADHDの症状

→注意力が散漫で集中できない

人が作業を進めるとき、脳はそれぞれの作業を一時的に記憶しながら、その作業を覚えていて、同時にはほかの作業を進めます。
ADHDの人は、この脳の一時記憶する機能が弱いため、例えば資料を真剣に読んでいても、途中でどこまで読んだか分からなくなったり、今やっている作業をどこまで終えたか分からなくなったりします。そのためケアレスミスを重ねることになり、、

→段取りが組めない
→落ち着きがない、じっとしていられない

ASDの人が環境の変化を苦手とするのに対して、ADHDの人は多動性があり、あれこれと色々なことを思いついて行動し、落ち着いていられません。

、、、ASDの環境適応力の低さとADHDの多動性は矛盾するものではない気がする。。実際私は両方の性質を持っている。

→自分自身をコントロールできない

常に新しい刺激がないと満足出来ず、衝動性もあります。
これがいい方向に働くと、ほかの人がためらうような新規事業に自ら進んで取り組んだり、斬新なアイデアを思いつき、それを即座に実行に移したらというような、、
しかし一方で、いったん感情が高ぶると抑えられなくなる傾向があり、些細なことでキレて、相手構わず罵倒してしまうなどということもあります。



•チェック表による自己診断はNG

•発達障害のある人は適応力がないため、ほかの人よりもストレスを受けやすく、敵も作りやすいという傾向がある。
→うつ病などの2次障害を引き起こす。

•対策

上司の指示の意図が分からず失敗する(ASD)
あいまいな指示が理解できない、相手の言葉を文字通りにうけとってしまうなど。

→5W1Hを確認する。
、、、でもさぁ、大体この時相手が不機嫌になるんだが。そんなんだと確認しようにもできない。

ケアレスミスを繰り返してしまう(ADHD)
不注意、集中ができない...私の場合は多動性が発動し、ミスがないか確認する作業をしなければならないと頭で分かっていても、どうしても脳内でウズウズ•ストレスが音速で爆裂に溜まりだし、これを我慢すると一瞬で猛烈にイライラし始めてキレそうになるので、チェック作業に我慢出来ずに次の作業に移ってしまう。
学生時代、数学の計算のテストで、100%ケアレスミスをしていた。満点を取ったことがない。
「確認」という作業が不可能なのだ。「振り返って反省する」という作業も衝動性のイライラでできない。破壊衝動に駆られて何かが犠牲になる。

→ミスを減らす「仕組み」を考える
、、、ほかの人にも確認してもらう、パソコンの読み上げ機能を使う、、


感情のコントロールが苦手(ADHD&ASD)
譲れないこだわり、うまくいかないことからくる自責の念。不安などが積み重なる、、イライラが爆発する。
突然に爆発するのが特徴。

→感情をコントロールする、いったん冷静になって考えてみる。。本書に書いてあるが、それが不可能なのがこの障害なんだろうが、と思う。
正直本書提案の対策は矛盾していて微妙なものが多い。 

→「額に汗をかく」「手が震える」「鼓動が早まる」など、自分の「怒り」のサインを見つける。見つけたらいったん離席してガムを噛む、外に出て音楽を一曲聴くなど、自分のリフレッシュ方法を取り入れるようにする。


コミュニケーションの取り方が分からない(ASD)
雑談、飲み会、電話

→無理をせず、できる範囲で行う
そのために、周囲の理解を得て(出来ないことは代行してもらう等)、仕事への影響をなくす。

、、、結局この障害の解決策は、自分の出来ないことを自分で分析して、それを自分で周囲に理解してもらうというものだ。
いくつものとてつもなくデカい壁を乗り越えないと普通に生活できない。こんなの思いやりのある人々に囲まれてないと実現し得ないし、現状、この国でそんな理解のある組織はごく少数で、ほぼ無理ゲーに近い。


思い込みやこだわりの原因を認知行動療法で自己分析する



生活の見直し、体づくり

自分自身の苦手なこと、課題に対して、どのような努力や工夫をすれば補えるのか、また周囲の人にどのように協力してもらえば働きやすくなるのかを試していく。
→これらを自分で考えようと努力するか否か。自責思考の積極性しか勝たん。これが現実。


•突発的な対応が苦手、人に聞けない→仕事を溜め込む→鬱
対策→報連相をマニュアル化。物事を出来るだけマニュアル化してハックする事が重要そうだ。

•こだわり。「ルール」に対する超こだわり→ルールを守らない人に対してイライラし、衝突を繰り返す。
対策→ヨガやストレッチなど気分転換の練習。認知行動療法(イライラは損だ、と自動的に脳が認知するように)。

●キーポイント

•自己理解を深めること
•生活環境を調整すること

マニュアル化。臨機応変偏差値の高い方が有利な現代社会だが、あえてのマニュアル化。


●発達障害の人のための支援機関メモ
地域若者サポートステーション





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