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ドラマの進行にあわせて「太平記」ゆかりの地を巡る#1

NHK大河「麒麟がくる」が一旦休止ですね。
歴史好きはすでにご存じと思いますが、同じ日曜日に昔の大河ドラマ「太平記」を再放送しています。(NHKBSプレミアム 朝6:00~)
日曜朝は「室町幕府の始まり」を、
日曜夜は「室町幕府の終わり」のドラマが放送されていることになりますね。このタイミングでこのドラマの再放送、なかなかやりまする、皆様のNHK様。
権力を手中に収めようとする「足利」と、弱体化する「足利」。朝夜でなかなか魅せてくれます。
昨今の収録不可自粛の影響で「朝の大河」が先行する形になりますが、ちょうどこのタイミングで鎌倉に行くことがありましたので、太平記ゆかりの地を巡ってみました。
ドラマの進行と合わせてご紹介。

日野俊基さま墓地&神社

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鎌倉駅西口から出発し、佐助稲荷神社、銭洗い弁天を過ぎて坂を上ること20分ほどで開けた場所にでます。
ワタクシこの段階では鎌倉末期の歴史に詳しくなかったので榎木孝明様、いえ、日野俊基さまの運命を存じ上げなかったのですが、まんまと墓所の説明書きにネタバレされましたの。

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どうやっても中心線が取れないのですが俊基さまお怒りでしょうか?
ここは葛原岡。ドラマの中の字幕にも処刑場として紹介されました。
このお墓からすぐのところに日野俊基を祀る神社があり、その名も「葛原岡神社」

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神社というよりお社といったほうがよさそうな簡素なお社があります。
縁結びの神様とされているようですね(なんでだ?)
そもそも、歴史好きには「?」マークの付くこの神様扱い。
いち貴族がなぜ神社を持つ??
そうなんです。日野俊基が亡くなったのは鎌倉末期。この神社の創建は1887年(明治20年)です。
生前の業績をたたえるのが遅すぎ!って感じですね?
これは後で出てくる「大塔宮」と同じ仕組みですが、明治維新後の王政復古に関係がありそうです。詳細後日。

足利貞氏のお墓

緒形拳ですよ緒形拳!!!!
 本当に惜しい俳優さんです!演技のいい具合の抜け感と緊張感。あんな名優もうでないでしょうね!
本題。その緒形拳さん演じる足利貞氏も今回で退場となりました。
理想の世界で生きる美しい日野俊基と、頼もしい父足利貞氏を失い、一歩真田尊氏も進んで行くという門出の回でしたね。
そんな緒形お父さんのお墓はこちらにあります。

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鶴岡八幡宮から徒歩で40分ほどの浄妙寺。本堂の後ろに広がる墓地に足利貞氏のお墓はあります。
広い敷地には喜泉庵があり、京都のような庭園でお抹茶がいただけます。関東には珍しい水琴窟もあります。

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鎌倉駅からバスもあり、この付近には竹林で有名な報国寺など見どころもありますので是非どうぞ!

さて明日の太平記、どんな展開でしょうね!!

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