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ドラマの進行にあわせて「太平記」ゆかりの地を巡る #5

毎週日曜日 「太平記」ご覧でしょうか?
本家「麒麟」がまだ来ないので、大河好きの大河語りは最近すっかり「太平記」ですね。
8月2日放送の「帝の脱出」もドキドキしましたね。 小宰相の君、ああなっちゃうのね・・・。女はコワイっす。
今回は鎌倉が舞台のシーンが多かったですね。

菩提寺 浄妙寺

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寺名は出てきませんでしたが、尊氏がおかあちゃんに決意を伝えるのは、お父ちゃん(貞氏=緒形拳)のお墓もある浄妙寺ではないでしょうか?
そして、赤橋守時が家に来ているからとのことですぐに屋敷に戻ります。
さて、鎌倉末期の主要人物の屋敷や幕府の建物はどういった配置だったんでしょうか?気になって調べてみました。

鎌倉map

左下が鎌倉駅です。
色を重ねているところが主要人物の屋敷と考えられるところです。
紫が鎌倉末期の幕府。徒歩すぐのところに得宗の高時の家があります。通勤するなら徒歩30秒でしょうね。
高氏の義兄・赤橋守時の赤橋家は鶴岡八幡宮の赤い橋の近くに家があったので「赤橋流」となった説があるのであのあたり。
八幡宮前あたりが「都心」なんでしょうね、当時の。
登子は都心から若干田舎に嫁に行った感じなんですねぇ
やはり北条の直系・傍系が幕府近くを固めるのですね。なるほど。
主人公・尊氏の家はというと、ずずずっと右のほうへ目を移してください。
地図の端っこ。竹で有名な報国寺の更に右奥にあります。
緒形拳さんの演じたおとうちゃん(貞氏)の墓は浄妙寺にありますので、
やはり菩提寺はご近所ということになるんですね。
登子をめとって北条一派になったとはいえ、やはり「外様」扱いなんですねぇ。幕府に通勤するとしても、この距離は自動車で全く信号も渋滞もなくて5.6分かかりますので、馬で行き来していたということですよね。

防御について

京都御所、江戸幕府など今も当時の権力者の王宮が跡として残っているのと比べると、なくなってしまったとはいえ、「狭さ」を感じますね。実際に跡地付近を歩いてみると徒歩数分の区画に幕府があったんだなあと思いますし、防御壁などはあったと思いますが、後世のような深い堀などは無さそうです。地形が天然の要害になっているという認識があったということでしょうかね?
切通し突破されたら最後じゃん・・・と地図を見ていて思います。
もしくは内紛起こったらあっという間にやられちゃう・。
今回の地図では若干ネタばれしてしまってますが、この地図は「太平記」が進んだらさらに詳しく書き込むことにします。 お楽しみに!



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