見出し画像

その1: バスケットボールの基本原則

こんにちは!マーク貝島です。

(2020年にコロナ禍真っ最中に僕が今までのキャリアでバスケットに向き合い、考え、気づいたことをシェアしました。少しアップデートして再稿しましたので良かったら読んでください。)

僕は9歳の時に旅行先のサンフランシスコのホテルのTVで、1989年のNBAファイナルを観たのが初めて観戦したバスケの試合です。それからはや33年、バスケットボールというスポーツに虜になっています。

僕のNBAのTV観戦は数万試合あり、生観戦も100試合以上あります。おかげさまで2016-17シーズンのDAZNのNBA解説をさせていただき、日本ではミニバスの全国大会、全中、ウィンターカップ、インカレ、Bリーグ、3x3、ストリートと全てのカテゴリーを仕事として何千試合と観戦してきました。そのあと代理人活動、プロ向けスキルコーチ、大学のアシスタントコーチを経て現在はB1チームのGMをやらせてもらっています。

バスケ以外ではメジャーリーグのスカウトの通訳や、サッカー、アメフト、ゴルフなど多くの他球技に仕事・趣味で携わってきました。

僕は考える事が大好きです。自転車に乗ってる時やジムで走ってる時、家で椅子に座ってボーッとする時も常に何かを考えています。


**もちろん大半がバスケの事です。 **

バスケとは何か?

**「良いバスケ」とは? **


これを僕は20年以上、考えてきました。

あまりにも膨大な僕の頭の中のデータを、今回は簡単にまとめて共有してみることにしました。(いつかはこのデータを全て文章化して本を出そうと企んでます笑)

まずはその1です。


「バスケットボールの基本原則」

からお話したいと思います。



バスケットボールというスポーツの勝利目的


バスケの勝利目的は簡単です。


相手より多く点を取るということです。「多く点を取る」という意味が非常に大きいと考えます。

そして、減点が存在しないということ。
つまり相手の点を減らすことができません。
点を多く取られた場合、それ以上の点数を取り返さないと勝てません。

「負けてる時は、たくさん点を取らないと勝てない

これは加点のみのスポーツの特徴です。

なので、どうしてもオフェンスがより大事になるという考えになるでしょう。



オフェンスとディフェンスの目的

ディフェンスとオフェンスは正反対ではありません。


この理由はバスケットボールのゴールテンディングのルールにあると考えています。
ディフェンスの選手は、オフェンスのシュートが打たれると、直接阻止できません。なので、阻止というよりは邪魔となります。


オフェンスはシュートを決めることを目的とし、
ディフェンスはオフェンスのシュートを邪魔することを目的とするのです。

これも、オフェンスが有利な競技である証拠です。



バスケの特性

バスケの特性を理解することも必要だと考えます。

・3Pが存在する
これはかなり大きな特性です。
シュートを打つ場所によって、得点が変わります。
2点か3点か。これはかなり大きな違いです。

コーナー(0度)から安易に得点できる
バスケはラグビーやアメフトのような陣地を攻めるゲームではなく(横長い得点ゾーンにボールを持って踏み込む)、1点のゴールに向かってボールを入れる競技です。
その点についてはサッカーに似ているのですが、サッカーはエンドラインより後ろにゴールがあるので0度から得点は難しいと考えられます。一方バスケはゴールが出っ張っているので、0度から簡単に得点できます。

・ゴールが高い場所にある
つまりグラウンダーや、ボールを転がして得点することができません。上にボールを意図して打たないと得点が不可能です。

この特性は、今後の話につながっていきます。



オフェンスの終着点とは

ボールを回すのではなく、ドリブルでもパスでもなく、シュートがオフェンスの終着点です。
制限時間(ショットクロック)が存在するのが大きなポイントになります。ショットクロックの概念は、後で話します。




ディフェンスの終着点とは

ポイントは*の部分になります。
シュートが打たれた後のディフェンスは、そのシュートを阻止できません。
なのでシュート前に邪魔しなくてはいけません。



ポゼッション(ボール保持)について

バスケはポゼッション(ボールの所持)を奪い合うゲームです。ボールを持っていないと、得点できません。

試合上の得点になるポゼッションvs得点にならないポゼッションの争いになります。
(クォーターの時間切れによってポゼッションが変わる時がありますが、これはとりあえず無視します笑)

当たり前の話ですが、自チームボールを保持している場合はオフェンス、相手チームがボールを保持している場合はディフェンスです。

リバウンドの争いの瞬間orルーズボール以外は、どちらかのチームのポゼッションです。

加えてバスケットボールは、ポゼッションのコントロールができます。

つまり、意図して最後の攻撃を自チームの攻撃にコントロールすることができます。2for1も、このコンセプトになります。
これも、バスケットの特性でもあり魅力です。


以上が、僕が考えるバスケットボールの基本原則です。
(かなり簡潔にまとめてみましたが笑)



ここでおさらいしてみましょう



「なんだこいつ当たり前のことしか言わねーじゃねーか!」

と思ってるあなた!


そうです。これは全て当たり前のことです。

ただし、基本原則は何度も復習しなければなりません。
なぜならば戦術のアイディアがひらめいた場合、基本原則と照らし合わせればすぐに良い戦術なのかどうかの見分けがつきます。基本原則に立ち返る必要は常にあると考えています。

こういうところから深く考えることが、大事だなあと僕は考えます。

まずはベースのセッティングが終わったので…

パート2は、今回の部分を深掘りしていこうと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


Mark Kaijima


Instagram: @coachmarkjapan

Twitter: @mark_breakdown












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?