TOPIX高値更新も出遅れる日経平均【225先物「ハチロク」の裏話】


TOPIXベースでは33年ぶり高値

先週の日経平均は前週末比約1086円高となり2週連続週足陽線となった。 発表される米国経済指標が市場の予想範囲になり長期金利が落ち着いていることから米国株が上昇、その流れを引き継ぎ日本株も上昇した。 TOPIXベースでは8月1日の高値を更新、33年ぶりの高値となっている。


ゴールデンクロスを形成

半導体関連の株の出遅れにより日経平均は戻りの鈍さが目立つが節目は回復している。 25日移動平均線(3万2252円処)や75日移動平均線(3万2322円処)を上回り5日移動平均線(3万2412円処)とゴールデンクロスを形成している。 一目均衡表でも雲の上限(3万2643円処)を引け値で抜いてきており相場付きが変わってきている。


上値抵抗ラインが意識

週足でも13週移動平均線(3万2479円処)を抜いてきて上昇機運が高まっている。 上値抵抗ラインとしては節目の3万3000円、6月18日の高値(3万3772円)を起点とする上値ラインが今週は3万3150円処に位置しており意識される水準であろう。


グロース株の再評価が必要

本格的戻りを形成するにはこの高値からの抵抗ラインを抜けてくることが必要となろう。抜けてくるにはグロース株の再評価が必要となろう。 一方、下値は抜けてきた雲の上限(3万2643円処)、25日移動平均線(3万2252円処)が意識されると思われる。 現在の新値三本足の陰転値は3万2287円21銭であり同水準は重要ポイントである。


コールオプションを利用した踏み上げも

今週は週末にメジャーSQを控える。チャートではコールオプションを利用した踏み上げをしやすい状況のため意外高もあり得よう。 今週は3万2200円から3万3200円を想定する。


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