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ブロックチェーンインダストリーレポート 10月20日付

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回は大手コンサルティングファームアクセンチュアの取り組み事例を紹介して行きます。

アクセンチュアはコンサルティングファームの中でも複数の革新的なプロジェクトをこれまで立ち上げてきました。タイではR3が提供するコルダというオープンプラットフォーム技術を活用して、透明性があり、適切なデータ管理のできるサプライチェーンプラットフォームの構築を目指しています。このソリューションはこれまでにアクセンチュア自身が取り組んできた技術構築の経験と非常にマッチしている取り組みで、"Procure to Pay" ソリューションと呼ばれるサプライチェーン上での物資調達においての支払い効率をより向上させるものとして期待されています。

サプライチェーンに関してはブロックチェーン技術が引き合いに出されることが多く、特にデータ流通の観点から注目されています。DHLが調査した結

果によると51%のこの産業の専門家がブロックチェーンの活用に期待を寄せていて、この結果はマシーンラーニングなどの分野以上に必要だという見解もあります。データをより安全に流通させていく仕組みの開発は、システム自体がより最先端になり、今まで発生していた課題を解決していく上での非常に重要なポイントです。アクセンチュアではそういった分野の技術の実装に大きな期待を寄せています。

次は保険のバリューチェーンにおけるブロックチェーンの活用に関してです。

アクセンチュアでは保険全体のバリューチェーンにおいて発生する保証証券の手数料、プレミアムマーケットがヨーロッパ全域で2019年までに約32億ドルを越えるということで、分散型技術を活用して優れたインターフェイスの開発に取り組んでいます。これにより今まで必要であった第三者の介入等のプロセスが簡素化されより適切なビジネス運営が可能になる予定です。

ブロックチェーン技術の領域はアクセンチュアのインターフェイス開発分野とも相性が良く、よりコストを削減することによって保険分野の今後の発展に寄与すると期待されています。

最後はハードウェア領域でのブロックチェーンの活用に関してです。

IoT自体がまだまだ成熟途上の技術であっても、IoTにまつわる特許は数多く発表されてきています。アクセンチュアはブロックチェーン技術を活用したIoT分野の特許を取得することで、最終的にデバイスから吸い上げたデータをより効率的に、かつ安全に処理する仕組みを現在模索しています。

現在のデータ入力作業は人のマニュアル入力で行なっている部分が多いためミスの発生も実際に起こりうることが考えられるのですが、こういったIoTデバイスによって自動化することにより解決に寄与することが考えられます。今回の特許では取引の効率化だけでなく、スケーラビリティなど技術課題も含まれており、今後はより幅広い領域での活用が見込まれると考えられます。

本日のトピックは以上で終了です!

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