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人を運ぶ上でブロックチェーン技術が担う役割とは?

ブロックチェーンに関連する情報は毎日のように新しくアップデートされていきます。毎日いくつか気になるトピックを元にして、ブロックチェーンインダストリーまとめを読者の皆さんには日本語で紹介していきたいと思います。

今回は交通機関など輸送に関連したブロックチェーンの活用事例を紹介します。

ドイツ鉄道はブロックチェーンプラットフォーム企業のUnibrightと組んで独自のアセット活用でブロックチェーンの導入を検討しています。実際のビジネスオペレーションでかかるコストの削減と他の交通機関との連携なども模索しており、新しい経済圏の構築を目指します。

実験自体は短期的にビジネス導入を目指すものではなく、長期的に技術をビジネスに活用する事でどのようなメリットがあるのかを踏まえた上での展開を考えています。

2017年第3期にVenture Scannerが分析したデータでは、輸送技術関連のスタートアップは主に17のカテゴリーに分類され、各社ポジションを作り展開を行なっています。実際の導入を考えた際に各分野から吸い上げられるデータをいかに活用していくのかが今後の検討課題になっていきます。 特にスマートモビリティなどの分野は業界構造を大きく変化する可能性があるため、ライドシェアと合わせてデータベースに関する議論も今後活性化していくのではないかと考えられます。

実際に輸送という分野でのブロックチェーン活用を検討する際は、直接走行での活用以外にもインフラの建設などの分野でも模索されています。

スイス連邦鉄道 (SBB)は建設スタッフの資格マネジメントシステムでブロックチェーンの活用を検討しており、現在はコンセプトステージから次の段階へと展開を進めています。建設現場のスタッフを要請する際に適切な資格保持者かどうかをデータベース上で照合しオペレーションを簡素化します。

建設現場では複数の会社からのスタッフも参加するため、安全上適切な人材の選定とマネジメントが求められます。現在マニュアルで行なっているシステムをオープンソースのuPortという技術を活用し、個人のIDをSBB側で処理し適切にトレーニングを受けているかの判断に活用します。

一方で走行する際のデータ処理の場合は車両によっても特徴が異なります。

ロシアの機関車サプライヤートランスマシュホールディングはVostokというブロックチェーンプロジェクトと共同でデータ分析を行います。彼らが提供するプライベートブロックチェーンプラットフォーム上でSmartMaintenanceという機能に統合ができます。

Clover Groupが提供する200以上のデータセンサーから機関車のデータを吸い上げ、そのデータを元に現在の機関車のデータを適切に診断するという取り組みです。異常検知などでデータの処理を活用し、適切な走行に繋げます。

本日のトピックは以上で終了です!

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