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【レビュー】ファンダメンタルズXテクニカルマーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法

この本を選んだ理由はアマゾンで「マーケティング」と検索して評価が高かったからだ。読んでみたら、度々衝撃的なところがあり、思わず本を閉じて余韻に浸る時間があるほどだった。私みたいなマーケティング初級者でも理解できるように著者の木下さんは説明している。個人的には木下さんのリクルート時代の体験談がマーケティングの奥深さを感じた。

広告はウザいものではない!

広告がウザいと感じるのはその情報があなたに必要ではないからだ。欲しい情報が目の前にポップアップされたら、迷わずタップするはずだ。もしその広告がユーザーにウザいと思われているのなら、ターゲティングが間違えているからだ。著者の文章で「ターゲティングがちゃんとできていれば、ユーザーにとって広告はとても『有用な情報』となる」とあるが、個人的にはかなり衝撃的なフレーズだった。というのは昨今のWeb広告は隙あればポップアップして、画面の大半を占領するようなイメージが自分の中で強かったからだ。しかし思い返してみれば、自分が興味関心のある(サッカー関連やマーケティング関連の)ことは私も広告をタップしている。広告は本来ウザいものではないのだ。

数値と同じくらい「人間」を見た方が良い

著者の一つのメッセージは「データだけに固執せずに、画面の奥のユーザーに目を向けろ」だと個人的に感じた。一つ面白い例が取り上げられている。1980年代に自家用乗用車で「SUV」ブームが起きたそうだ。アウトドア好きの若い人の、セダンからSUVへの乗り換えが続出した。各社がこぞってSUVの新車を出す中、とある会社は定量リサーチをして面白い事実を発見した。オフロード向けで作られたSUVを90%以上の人が「街の中で乗っている」というデータが出たそうだ。これをみて、「シティ向けのSUV」を開発することが提案された。一方でSUVユーザーの定性リサーチからも面白い事実が発覚した。それは「オフロードで乗る機会はないが”オフロード気分”を味わたいためにSUVに乗っている」とのことだ。つまり、「シティ向けのSUV」は消費者が求めているものではないのだ。もしここで定量リサーチだけに重きが置かれていたらと考えるとゾッとするような事例だ。

課題とは元々見えていなかったもの

著者は元々リクルートに在籍にしていて、当時の採用広告についての体験談を綴っている。キーエンス、吉本興業、農協の3つのことが書かれていてどれもとても興味深かったがここでは、吉本興業のエピソードを紹介したい。

吉本興業自身は知名度が高いことから、わざわざ広告を出す必要はないとリクルートからの営業を断っていたそうだ。当時の吉本協業は総合エンターテイメント会社へ移り変わろうとしていた。芸人のマネジメントだけでなくDVD化、番組コンテンツの企画・制作、ライセンス販売などだ。一方で、吉本への応募者の多くがテレビ局や大手広告代理店に落ちたマスコミ志望の学生や芸人くずれの学生だ。そういう変革の時代に、テレビ局や大手代理店と渡り合うために前述した会社に落ちた学生を採用している場合ではない。リクルートは「”未来”の吉本興業の経営課題」にアプローチをしたところ、歴史的な取引が成立した。

広告は相手の課題を解決するためのソリューションなのだ。

感想

私はアフィリエイト広告の部署に配属されたので、今回の本を読んでワクワクした。自分が挿入する広告が相手の課題を解決するソリューションになっているか?ただたんに、ウザい宣伝になっていないか?これを模索したい。
具体的にやるべきことは、知恵袋やアンケートをインターネットで探し、ユーザーのリアルを探そうとことだと感じた。まだまだ会社に入りたてだが、弊社のライターはKWを重視しすぎて、もう一ステップ奥を見れていないのかもしれないと感じたからだ。もう一つやりたいことはマイクロコピーを追求することだ。意外と一文字とかでCVは変わったりすることがあることもこの本に書いてあったからだ。アフィリエイトの配置、デザインもこだわっていきたい。

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