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異業種の私が宅建を受けた理由


「なぜ宅建受験したんですか?」


有難いことに、よく聞かれる質問なので記しておこうと思います。
なぜよく聞かれるかは、私の職業に全く関係ない、転職するわけでもない、何の関連があるんだろう?と思われてだと思います。
ちなみに私は広告会社でサラリーマンをしています。営業、プランナー、ディレクター、マーケティングと色々な経験をして、たくさんの業種のクライアントとお付き合いして参りました。その中で、マンションのデベロッパー、不動産ポータルサイト、大手不動産仲介、不動産テック関連などの企業のお手伝いもしてきましたが、広告的には面白みに欠ける業種でした。広告の目的がリード獲得に尽きるからです。遊びやクリエイティブの要素が少ないのも一因かも知れないです。

きっかけとなった個人的な体験

話が逸れました。受験のきっかけは仕事上の関連ではなく、下記の私の個人的な体験によるものです。

  • 結婚して都内一等地の狭小マンションに賃貸で住む

  • 家賃高過ぎに参って1年足らずで世田谷区、杉並区、三鷹市の境に建つ大規模新築マンションを購入

  • 10年近く住宅ローン減税を受け、実家の土地に二世帯住宅を建築しそちらに住むことになる。マンションを賃貸経営するか、売却するかの選択のなかで買った値段以上で売却する

  • 二世帯住宅を建築するにあたり、建築や住宅設備にちょっと詳しくなった気がする

  • 祖父の不動産を、亡くなった母に代わり相続人となり争族を経験する。不動産と相続に詳しくなった気がする

  • 不動産の破壊力を認識し、サラリーマン大家として資産を作って行こうと大家さんを始める

大いなる勘違いとおじさんの承認欲求

上記の体験から、ひょっとして周りの人より不動産に詳しいかも。いや詳しいでしょ。俺、クラスいち詳しいよ!と自惚れていました。(クラスって学生かよ!)
そして2019年7月末日、なんとなく宅建ってこの知識が活きるんじゃね?と思いググってみた。え?今日受験願書郵送の締め切り?なんでネット申込みの締め切りの方が早いの?などど思いつつ、急いで書店に願書を取りに行き、その足で受験用にスピード写真を撮って、郵便局で記載し願書を送りました。
この時点でほぼ満足でした。勉強する気などありません。受かったらカッコいいな。40過ぎて国家資格取ったら自慢しかないっしょ。不動産投資に何か活きるの?位の感覚です。

承認欲求が招いた背水の陣

家族、親戚、付き合いのある自分の好きな人達数人には受験する旨を伝えました。受かる気MAXだったので予告ホームランをしたかったのです。そして受かった暁には、その人たちに褒めてもらいたかったのです。
そうなんです、会社でも家庭でも愛人がいたとしても例えいい仕事をしてもご飯をご馳走してもゴルフが上手くなっても、おじさんは褒められない生き物なんです。
この後人生一勉強する事も知らずに。。。

褒められたくて

振り返ると、私の宅建受験をした理由はこの一言に尽きます。
高倉健さんの著書のようだ!

不器用な男ですから。

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