投資の成果を見える化!ROIをやさしく解説
こんにちは、ハルです!
マーケティングの世界で「費用対効果」を考えることはとても大事です。
どんなに素晴らしい施策を打っても、結果が伴わなければ意味がありませんよね。
ただ闇雲にお金を使うだけではなく、「どれだけ効率的に成果を上げたのか」をきちんと測る必要があります。
今回は、その「費用対効果」を測る際によく使われる指標、ROIについて解説します。
ROIとは?
ROIは「Return on Investment」の略で、日本語では「投資利益率」と言います。
簡単に言うと、「お金を使ってどれだけの利益を得られたか」を示す数字です。
計算式は以下で表せます。
ROI = (利益 ÷ 投資額) × 100
たとえば…
1️⃣商品販売のために、広告に10万円をかけた。
2️⃣この広告のおかげで50万円の売上があった。
3️⃣結果的に利益は40万円だった。
このときのROIを計算すると…
ROI = (利益 ÷ 投資額) × 100
= (40万円 ÷ 10万円) × 100 = 400%
この時、ROIは400%です。
つまり、「投資額の4倍の利益を得られた!」ということになります。
この数字が高ければ高いほど「良い結果が出た」という目安になります。
ROIが生まれた背景
ROIは、企業がどのくらい効率的に利益を上げているかを知るための指標として、20世紀初頭に広まりました💵
特に企業経営や株式投資の世界では欠かせない概念です。
最近では、Webマーケティングの分野でもSNS広告やGoogle広告、キャンペーンなどの効果を測る際に使われるようになりました。
ROIの計算方法をオンラインショップの例で解説
改めて、もう少し具体的にROIを計算する方法を見てみましょう。
🏬オンラインショップが広告を使った場合を想定します。
📄広告費:30,000円
💰広告経由で得られた売上:90,000円
💵利益(売上 - 広告費):90,000円 - 30,000円 = 60,000円
この場合、ROIは次のように計算します。
ROI = (利益 ÷ 投資額) × 100
ROI = (利益60,000円 ÷ 広告費30,000円) × 100 = 200%
つまり、「広告費の2倍の利益を得られた!」という結果です。
この数字を知ることで、
「次回以降の広告予算をどれくらい使うべきか」
「もっと工夫できる部分はどこか」を考える材料になります。
noteでのROIの計算方法
noteで有料記事を販売する際もROIを活用できます!
🗒️noteの有料記事を買ってもらうため、SNS広告を使って読者を誘導する場合を考えてみましょう。
📄SNS広告費:5,000円
🗒️広告経由で売り上げた有料記事数:20本
🗒️1本あたりの価格:500円
💰売上:20本 × 500円 = 10,000円
💵利益(売上 - 広告費):10,000円 - 5,000円 = 5,000円
この場合のROIは…
ROI = (利益 ÷ 投資額) × 100
ROI = (5,000 ÷ 5,000) × 100 = 100%
「広告費と同じだけの利益を得られた」という結果になり、投資した広告費をしっかり回収できたことになります。
(なお、noteで有料記事を売った場合、手数料が発生しますが、今回はその点は考慮していません。)
広告のクリエイティブを工夫して、もっと多くの読者に購入してもらえるようチャレンジしてみたくなりますね!👍
ROIを考えるときの注意点
ROIは便利な指標ですが、数字だけで全てを判断しないことが大切です。
たとえば、広告で新規のお客さんが増えた場合、直接の利益が少なくても、そのお客さんがリピーターになれば長期的には大きな価値を生むことがあります。
ROIを使いながら、「目先の利益」だけでなく「将来の価値」にも目を向けるようにしましょう。
将来の価値にも目を向ける「顧客生涯価値」である「LTV」については以下の記事でも解説しています✏️
まとめ
ROIは、マーケティングの成果を分かりやすく数字で表す大切な指標です。
オンラインショップでもnoteの運営でも、どれだけ効率よく利益を上げられたかを確認するのに役立ちます。
「どれだけのお金を使ったか」だけでなく、「何が成果に繋がったのか」を分析し、次のチャレンジに活かしてみましょう!💪
オススメ書籍を紹介
最後に私ハルのオススメ書籍を紹介します!📚
👉『ブランディングの科学 Part1 誰もしらないマーケティング法則11』
かなり有名な本ですが…消費者の心を動かす11の法則をわかりやすく解説した一冊です。2~3回読み返して学びを深めました。これからマーケターを目指したい方、学びたい方にもぜひおすすめしたい本です!
👉『ブランディングの科学 Part2 (新市場開拓編)』
Part2『新市場開拓編』もあります。Part1が「ブランドの基本的な成長法則」を教えてくれるのに対して、「新しい市場でどう戦い、成長させるか」に特化しています。
Part1も読んだらこちらもぜひ!📚