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Vol.6 「THE CULTURE CODE~最強チームをつくる方法」~後編~

さて、皆様お疲れ様です。この週末読書シリーズ、またまた日が空いてしまいました、、。でも良いんです。自分でやろうと決めたことなので自分のペースでやっていきたいと思います。何もしないより少しづつでもやったほうが良いに決まっている!ということで今回は「THE CULTURE CODE~最強チームをつくる方法」の後半です。

後半のテーマは「共通の目標を持つ」です。

それではいってみましょー!

ジョンソン・エンド・ジョンソン

ジョンソン

後編は誰もが知っている製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソンの事例から始まります。

内容はジョンソン・エンド・ジョンソンに存在する「我が信条」に関するもの。今風にいうと企業のミッション・ビジョン・バリューのようなものです。

1982年、ジョンソン・エンド・ジョンソンの作った薬で死亡者が出てしまい、会社が窮地に立たされます。ちなみに私はこの事件はまったく知りませんでした。まぁ、生まれる前ですからね。

アメリカ全土、警察、FBIも加わった非常に大きな出来事です。
それは会社はパニック状態です。誰も経験したことがない事態に経営者だけでなく、管理者、現場の社員に至るまで決断の連続だったそうです。一つひとつ指示を仰ぐことも待つことも許されない状況。

その中でジョンソン・エンド・ジョンソンの人たちは指示系統が混乱状態の中、我が信条を指針とし、各々が目の前の問題を解決していきます。

結果、問題を収束しその後市場を伸ばしただけでなく、この時の対応が企業の危機対策のお手本とされるようになったらしい。

ちなみにジョンソン・エンド・ジョンソンの我が信条は次の通りです。
※もし変わっていたらすみません。

我々の第一の責任は、我々の製品及びサービスを使用してくれる医師、看護師、患者、そして母親、父親をはじめとする、すべての顧客に対するものと確信する。顧客一人ひとりのニーズに応えるにあたり、我々の行う行動のすべての活動は質的に高い水準のものでなければならない。適正な価格を維持するため、我々つねに製品原価を引き下げる努力をしなければならない。顧客からの注文には、迅速、かつ正確に応えなければならない。我々の取引先には、適正な利益をあげる機会を提供しなければならない。

たったこれだけです。この一文を企業全体でどんな意味があるのかを考え続けた結果、未曾有の危機を乗り越えられたわけです。

ほぼすべての企業にはこの我が信条のようなものが存在していると思いますが、どのくらい真剣に議論しているでしょうか。自社のミッション、ビジョン、バリューを言えない人も多いと思います。

これはその社員が悪いわけではなく、その会社全体の問題とも言えるかもしれません。マーケロボも今新たなミッション、ビジョン、バリューを作成しているところです。ただの飾りとしての言葉ではなく、ジョンソン・エンド・ジョンソンのようにそこで働く人にとって指針となるものにしていきたいと思います。

価値や目標を共有するために必要なこと

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ジョンソン・エンド・ジョンソンの他にも複数の事例が紹介されていましたがここでは割愛します。
成功したチームは価値や目標を共有できているという共通点があります。しかし、それは失敗し、問題を協力して解決していく過程で磨かれていったものということ。失敗に向き合い、忘れてしまってはダメだということですね。

最後に紹介されていた具体的な行動例の中からいくつかピックアップさせていただきます。

優先順位をはっきりさせる
リーダーの部下に自分の気持が伝わっていると考えがちだが実際はほとんど伝わっていない。だからこそ、しつこいぐらいに伝えないといけない。そして会社の価値観や目的を定期的に確認し会話をしなければならない。そして変化を恐れず、教えを求め、向上を目指していく必要がある。

メンバーの指針になる行動にスポットライトを当てる
抽象的な概念を伝えることは難しい。えてして企業やチームのミッション、ビジョン、バリューは抽象的なものが多いですしね。成功しているチームはチームの価値観を象徴する行動にスポットライトを当てる。

これには私自身心当たりがあります。ラグビーをしている時、私のチームはとにかくディフェンスが大事だというチームでした。ある練習試合でボロ負けしたのですが、その試合で私はタッチライン際ギリギリでタックルを決め、トライを防ぎました。

そこだけを切り取れば確かにナイスプレーとなるかもしれませんが、試合全体で見ればそのトライが決まろうが決まらなかろうがその試合の勝敗には全く関係無いものです。もちろん試合後は顧問、コーチから怒られます。しかし、私のあのタックルだけは素晴らしかったと褒められたのです。自分以外誰も気付いてもいないと思っていたのでビックリしました。

更に驚いたのはその後の試合で明らかに失点が減ったことです。あの時のコーチの一言でチームが変わり、一人ひとりがどうあるべきかを理解したのだと思います。

最後に

エンド

まとめ終わるのに随分と時間がかかりました。私自身まだまだチーム作りがうまいとは決して言えませんが、以前より少しだけ進歩できたと思います。

1人で出来ることには限りがあります。そんなことはみんな知っていると思いますが、実際にチームとして動けている人たちはそんなに多くないと思います。それどころか、上司や部下の愚痴ばかり言っているのではないでしょうか。

しかし、もし仮に今うまくいってないとしてもこの本に書いてあるようにまだまだ出来ることはたくさんあるはずです。私が所属するマーケロボもそしてその中のマーケセールスチームも外部にも自慢できる様なチームにしたいものです。


マーケロボではメンバーが日替わりでnoteを書いています!セールス、CS、開発から管理まで部署、役職関係なく書いているのでそちらも覗いていただけると嬉しいです!


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