肩書俺

個人の名前で稼ぐために『肩書き「オレ」で生きていけ!』

前回は、時代に合ったこれからの経営を考える上で、参考になる本をご紹介させていただきました。その際は、経営者向けに内容をまとめましたが、今回は社員として働く人向けに書いていきます。今回ご紹介する本は、唐土新市郎さんの『肩書き「オレ」で生きていけ!』です。

経営者向けの記事、佰食屋の経営に関する本についての記事は下記よりご覧ください。

時代の流れ

個人の働き方における時代の流れを考えると【副業】【フリーランス】【インターネットビジネス】【SNS】【インフルエンサー】などがキーワードとして出てきます。働き方改革が進み、副業解禁する会社が増えてきています。そうすると個人で活動ができるかどうかで所得も、充実度も変わってきます。ただ、個人で活動して、お金をもらえるレベルになるためには、どうしたらいいのか分からないという方は多いと思います。

副業で大きく稼いでいる人、フリーランスで大きく稼いでいる人など見ていると、やはり何かで尖ってる人です。ぱっと見派手ですが、よく深く知っていくと、すごい地味に努力をしてきた人が多いです。ではそんな人はどんなことを意識していたのでしょうか。

個人で稼ぐために

個人で稼ぐためには、個人で稼ぐための仕掛けがあること、個人で稼ぐための習慣を身に着けていることが大事になります。どちらも必要であり、どちらも能力ではなく、知っているか知らないか、むしろ、行動に移せるかどうかで個人で稼げるかどうかが決まってきます。

『肩書き「オレ」で生きていけ!』に記載されている内容を、【個人で稼ぐための仕掛け】と【個人で稼ぐための習慣】に分類してまとめると、下記の様になります。

個人で稼ぐための”仕掛け”

・いろんな人と仲良くなって、いろんな人に助けられ、応援される

・色んな仕事をして自分の経験値を高める

・うまくいかないことがあったら謝る

・自分ログをつけて、自分のことを理解する

・「ここは誰にも負けない」というものを、1つでいいからつくる

・「経験ゼロ」「知識ゼロ」を武器に人から教えを乞う

個人で稼ぐための”習慣”

・つねに、「これはなぜ流行っているのか」を考える

・なんでも数字に落とし込む

・仕事をいかにこなせば早く終わるかを考える

・経験したことをメモを取る

・毎日これはするというルーティンを設ける

・経験が無くても、「自分ならこうする」と考える

・自分なりに考えて、持論を持っておく

・自分を成長させるために本を読む

・今まさに体験していることがコンテンツだと思う

それぞれの詳細は本を読んでいただきたいと思います。私は年間200冊~250冊ほど読んでいるのですが、その中に個人で稼いでいる人の本もあります。それらの本に書いてある、共通している根の部分、スタンスや考え方を『肩書き「オレ」で生きていけ!』ではまとめられています。個人で稼ぐ本質がまとめられているといっても過言ではないです。

私が【個人で稼ぐための仕掛け】と【個人で稼ぐための習慣】のそれぞれの中で、特に重要だと感じたものを1つずつピックアップします。

「ここは誰にも負けない」というものを、1つでいいからつくる

何かで1番になることは非常に大事です。よく言われる話ですが、人間は1番は覚えてくれるが、2番・3番は覚えられません。つまり、「○○なら××さん」とならないといけないということです。それは会社内でもそうですし、インターネットビジネスでもそうです。例えばTwitterだとアピールした内容を「@○○○」と入れているケースが多いです。具体的には

「田端信太郎@田端大学塾長である!」「小山竜央@リアル集客マーケティングの鬼」「イケハヤ@FIRE(セミリタイヤ)生活中」

こんな感じです。どんな風に見て欲しいかは自分からアピールできる時代です。あなたはどのように周りから見られたいですか?何なら1番になれますか?

何も1番になれるものが無いという方はとにかく絞り込んでください。例えば「自社の中でリフォーム業界向けのマーケティングオートメーションのシナリオ作りでは1番」「店舗の中で、ワインの銘柄に関する知識では1番」。絞り方は範囲×商品×対象の3つで絞り込んでいけば何かしら1番は見つかるのではないでしょうか。

会社で勤めているのであれば、範囲は会社でもいいですし、部署でもいいですし、グループなどでもいいです。商品は自社が扱っている商品のどれか1つに絞ってください。対象は知識なのか、作業なのか、講演なのか何でもいいです。本当自由に自分が1番になれるものを好き勝手組み合わせてみてください。

経験したことをメモを取る

前田裕二さんの『メモの魔力』を読んだ方は多いのではないでしょうか。念のためリンクを貼っておきますね。

こちらには、今後の自分の成長に活かすためには、どんな風にメモを取ればいいのかが詳しく書かれています。もちろん、なぜメモを取った方がいいのかも書かれているので、「メモなんか!」と思っている方は、騙されたと思って読んでみてください。メモは侮れない力を持っています。

メモに関しては前田さんの本以上にいいものは無いと思っているので、上記を是非読んでてみてください。ただ、私から言えることは、稼いでいる人は「メモ魔」であるということです。

もちろん言われたこと、経験したことをそのままメモするだけでも大事なステップですが、さらに稼ぐためには、そこから先の活用方法があります。その活用方法はご存知ですか?もし思いつかない方は『メモの魔力』を読んでください。本当に素晴らしいので。

自分の成長は自分の意識次第

個人で生きていくために、個人で稼ぐためには自分を自分で成長させるしかありません。確かに荒波に揉まれて成長できる環境はあるかもしれません。ただ、その成長と、自分から動いた成長はスピードが全く違います。

また、こちらの記事に記載してきた内容は一時的にはできるかもしれません。ただ、それを1週間、1ヶ月、3か月続けられる人はほんのごく一部です。そうです。続けられるかどうかが大事なんです。

上記の知識はみな、かつては触れたことある情報です。ただ、それは知っているだけ。行動できていません。そのため、是非、何か1つでもいいので行動して、続けてみてください。

それが個人の名前で稼ぐための1歩です。

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