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地球沸騰化

本日は、世界各地で発生している異常気象状況を指して、アントニオ・グテーレス(António Guterres)国連事務総長が使ったという『地球沸騰化 global boiling』という用語に関してです。

軽率でした

昨夜は、「私の住む松本市での台風13号の影響は軽微なので、街に繰り出す」と呑気に投稿してしまいました。しかしながら、線状降水帯の影響を受けた、千葉、茨城、福島各県では、集中豪雨によって甚大な被害が出ていたことを後から知りました。なんとも能天気で、自己中心的で、些か不謹慎な発言と行動を恥じました。

世界各地で自然災害が発生

それにしても、最近は異常な気象状況に見舞われ続けているように感じます。データを詳しく調べ上げた結果ではないものの、私の子どもの頃より確実に暑くなっている気がします。9月には、台風による被害も毎年のように起こっているので、まだまだ油断はできません。

世界でも至る所で被害が出ています。香港では、記録的な大雨の影響で市街地に濁流が押し寄せている映像をみました。モロッコでは、大きな地震が発生し、街が破壊され、多数の死傷者が出ているという報道もありました。

9月は激動の事件が多い印象がある月なので、まだ何か起きるのかもしれません。

地球沸騰化とは

『地球沸騰化 global boiling』は、グテーレス国連事務総長が2023年7月27日に述べた以下のことばが端緒のようです。

The era of global warming has ended; the era of global boiling has arrived.
地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代が到来した。

地球温暖化は人類全体にかかわる課題として既に定着していますが、最早その次元を通り越して、地球が完全に危険水域に達しているという警告を発しているのでしょう。地球温暖化は、化石燃料の燃焼で発生する温室効果ガスが原因とされていますから、この議論は益々過激化しそうです。

ただ、専門家の全てがこの認識に立っている訳でもなさそうで、今年の異常気象は特殊要因が重なった結果であり、原因を温室効果ガスだけの責に帰すのは無理があるという意見もあるようです。今後色々な議論がなされることでしょう。

次々と迫ってくる試練を乗り越えていかねばならないのは常のことなので、地球沸騰化もまた、人類がうまく付き合っていかねばならない課題であることは間違いなさそうです。

無責任なまとめになってしまいますが、私の座右の銘でもある
Pain is innevitable. Suffering is optional.
なのだと思います。

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