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『百歳人生を生きるヒント』を読む
本日のご紹介は、青年時代から愛読してきた作家、五木寛之氏の著書『百歳人生を生きるヒント』です。
人生五十年が基本設計
織田信長が死の直前に本能寺で舞ったという平敦盛に歌われているように人生五十年を前提に構築されてきた慣習が、随所で見直される世の中になりました。私も既に五十歳の誕生日を迎え、昔なら死んでいるのが普通なのに、大きな不調もなく、元気で暮らしていけるのは誠にありがたいことです。
とはいえ、人生百年は、少なくとも私は勘弁して欲しいと思っています。生きる為の生活費を稼ぐために、後何十年も仕事をやり続けるのかと考えると、やり切れない思いが襲ってきます。無理して仕事をする必要はないのでしょうが、かなりキツイ話になります。
信頼している大人
そんなことを思いながら、本書のページをめくりました。五木寛之氏は、私がほぼほぼ無条件で、その言葉を信じている数少ない大人なひとりです。20代の頃から多くの小説やエッセイを読んできましたが、いつも希望を貰います。本書にも、先の見え辛い社会で生きる人達へのエールと叡智が込められています。ありがとうございました。
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