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この選択に後悔はないと言うために

22歳で学生を卒業して以来、会社員人生を28年と6カ月続けて来ました。いよいよ敷かれたレールの上を走る生活からの卒業が目前となってきました。今日の土曜日は、会社の制度上出勤日でしたので、出勤して書類と私物の整理を行い、すっきりさせました。旅立ちの支度はほぼ完了です。

考えに考えて、悩みに悩んで、迷いに迷った末の自分の決断です。会社員から卒業することにはもはや何の悔いもありません。後は何度もシュミレーションしたように、ゆっくりと、愉しみながら、自分のペースで前に歩いていくだけです。油断すると大きくなってゆく悲観的気分とも向き合いながら、今後目の前に広がっていく未知の世界への期待感に身を委ねて、貪欲に楽しんでやっていこうと思っています。

これまでの会社員=サラリーマン生活は、薔薇色ではなかったにせよ、決して殺伐とした、辛いだけの暗澹たる生活ではありませんでした。客観的に見れば、働くことを継続出来ないような劣悪な仕事環境でもなく、このまま割り切って流れに乗り、会社員として定年まで働き続けるという選択肢も当然ありました。というか、それが、給与生活者一筋で20年以上やってきた人間の考えるべき妥当な人生設計なんだろうと思います。

ただ、ここ数年私を支配してきた居心地の悪さ、全くリスクに挑戦していないという不完全燃焼感を無視することは出来ませんでした。何だかんだ言っても、働くこと=生きることです。与えられた環境を受け容れて働くことに疑問を感じるようになったのであれば、自分が愉しいと感じられる環境へ転身を図るのは自然な決断であると思います。そこで、無理に我慢を重ねることで更なる不完全燃焼感が押し寄せてくるのであれば、たとえ難しくても、苦難が待ち受けていようとも、自分がワクワクする方へ人生の舵を切るべきだろうと腹を決めました。自分で決めた道には責任を取ります。そこに道があるのかどうかも定かではありませんが、自分自身で味わうことにします。

本当はやりたかったのに、やらなかったことを後悔したくはありません。久々にエネルギー全開で、全力疾走するぞ、と密かに燃えています。ラグビー日本代表も、勝利を信じ続けることで、アイルランドを破るという大番狂わせを演じました。この選択に後悔はない、と言い切れるように、私も不細工にもがき続きます

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