見出し画像

残念な敗戦 ~男子バレー

本日は、日記です。これまで、そこまで真剣に観ていなかったパリ・オリンピックの観戦記です。


日本代表バレーボールチームの惜敗

パリ・オリンピックの男子バレーボールの準々決勝、イタリア対日本戦をライブで観ていました。世界ランク2位の強豪イタリアに対し、史上最強チームの呼び声高い日本は世界ランク6位です。負ければ敗退が決まるトーナメント方式です。

試合は、接戦の連続でフルセットまでもつれ込み、残念ながら日本は敗れました。第1セット、第2セットを連続で取り、その後の第3~5セットも、一度はセットポイントを握りながら、試合を決める後1点が取れませんでした。世界最高峰の高さと経験豊富なイタリアにタイブレークに持ち込まれ、逆転されて落とした末の惜敗でした。双方が持ち味を出し、力を尽くした歴史に残る素晴らしい試合だったと思います。

日本代表チームの選手は、全ての選手が持ち味を発揮して、コート上で躍動していました。予選リーグでは調子が上がらず、不安視されていた主将の石川祐希選手は、本来のエースらしい働きを見せ、このチームの支柱であることを証明しました。要所要所でスパイクを確実に決め、ゲームの流れを変える役割を果たした西田有志選手、守備でも攻撃でも貴重な働きを見せた髙橋藍選手、信じられないレシーブを連発したリベロの山本智大選手、縦横無尽のパスワークを見せたセッターの関田誠大選手、ミドルブロッカーとして貴重な働きを見せた山内晶大選手と髙橋健太郎選手、リザーブで登場した選手も含めた総力戦で、会場では何度も”ニッポンコール”が起こっていました。勝ち切って欲しかったなあ、残念だったなあ、歴史を動かして完全復活して欲しいなあ、と残念でなりません。

日本バレーが世界トップクラスだった頃

私が物心ついた頃、1970年代の日本の男女バレーボールチームは、世界トップクラスの実力がありました。1972年のミュンヘン大会では男子が、1976年のモントリオール大会では女子が、金メダルを獲得しています。当時の思い出深い選手として、男子では、セッターの猫田選手、アタッカーの大古選手や田中選手、ドライブサーブの森田選手、女子では、セッターの松田選手、アタッカーの白井選手や横山選手などがいました。

90年代以降は、世界各国での強化が進んだこともあり、男子も女子もなかなか上位に食い込めないばかりか、オリンピックの出場権すら危うい時期が長く続きました。それでも女子は、2012年のロンドン大会で銅メダルを獲得するなどしていますが、男子は、長く出場権すら確保できない時代が続き、2021年に順延された東京大会(7位)が久々の晴れ舞台でした。

東京大会以降、日本代表男子チームは強化が進み、今回はメダルを狙える位置にいるとの前評判でした。今回残念ながら強豪イタリアに屈したものの、更に上を目指して欲しいな、と感じました。

サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。