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電車内の光景 今昔

本日のnoteのテーマは、『電車内の光景 今昔』です。

毎週日曜日は電車の旅

毎週日曜日に電車好きの息子と乗り鉄の旅をしています。

息子は進行方向の先頭車両か、最後尾の車両に乗りたがります。電車を乗り換えする度にホーム上を移動するので、走って追い掛けることもあります。半日息子の相手をしていると、そこそこ疲れます。

それでも、公園や行楽地に出掛けて走り回ったり、野球やサッカーを一緒にやることを思えば、体力的には全然マシだろうと思います。毎回電車の中で本当に嬉しそうな顔を見ると、私も心が和みます。息子の唯一の趣味には粘り強く付き合うことにしています。

今の車内の光景

息子と出掛ける時には、できるだけ車内が混雑していない時間帯、ルートを狙って乗ります。息子が窓から外の景色を見ているのを横目で見張りながら、車両の中の光景を観察する時があります。

今は、老若男女誰もがマスクをしていて、顔の半分が隠れています。家族連れや学生同士の集団でもない限り車内でお喋りをしている人は稀で、だいたいの人は、スマホを凝視したり、操作したりしています。後は居眠りしている人が少しいるくらいです。

ひと昔前の車内光景

今の私は、通勤・通学の客で混み合う満員電車に乗る生活からは離脱したので、最新の状況は把握していません。しかし、電車内の光景は私が社会人になったばかりの頃とは、随分変わったように感じます。

当時はスマホなんてありませんでした。車内で新聞や本や漫画雑誌を読む人が結構いましたが、今では目にすることがめっきり減りました。ぎゅうぎゅうに混雑した満員電車で、器用に新聞を折り畳んで読んでいる人には毎度感心していました。私は今だにあの芸当が出来ません。

私もかつては電車に乗る時には本を読むのが定番でしたが、今は大体スマホを見ています。外出時は、紙の本や手帳を鞄に入れて持ち歩いているものの、一度もページを開かずに終わることが殆どです。

マナーの向上は以前より進んでいる

新聞の社説に、若者が満員電車で漫画を読んでいることを揶揄したり、イヤホンからの音漏れを迷惑行為と断罪したりする記事が載ったりすることもなくなりました。今はコンパクトなスマホをスライドして漫画が読めるし、イヤホンの機能もどんどん向上していて、ワイヤレス化も進み、周囲に音漏れ騒音を撒き散らす人も殆どいません。

マナーは向上しているように感じます。一昔前には、降りる人と乗り込む人の小競り合いで険悪な空気になる場面にちょくちょく出くわしました。今ではドア停止位置の両側に列を作り、降りる人に道を空けるのが当たり前のマナーとして定着しました。今の若者はマナーをよく守っていて、傍若無人な振る舞いをしているのはむしろ年輩者に多い印象です。

違ったのは、マスクが今年から新たにマストアイテムに加わったことです。個人的にはこれはまだ違和感があります。

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