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2022年も美術館を巡る

本日も、昼間に粉雪が舞い、帰宅時にはクルマに軽く積もっていました。経験則的には、雪が舞うと気温がさほどは下がらないのですが、今日は寒く感じます。部屋で手軽に食事を済ませ、職場で頂いたチョコレートをあてに、ウイスキーのソーダ割りを楽しみながら、ここ5年くらい連続で買っている雑誌『日経おとなのOFF 2022年 絶対に見逃せない美術展』(日経トレンディ2022年1月号増刊)を眺めています。今年の美術館巡りを模索することにします。

いつからか美術館好きに

思い返すと年少の頃から、美術館・博物館・資料館の類は割と好きでした。絵画を評論する眼力はいまだに微塵もありません。美術館好きに拍車がかかってきたのは、ここ5~6年くらいだろうと思います。

その萌芽は、海外出張の顧客訪問の合間に時間をやり繰りして、美術館を訪れる機会の多かった2014年にあります。この年は、有名美術館が豊富にある欧州へ出張することが多い年でした。

春には、オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館で、フェルメールの傑作『真珠の耳飾りの少女』に魅せられました。秋には印象派絵画が豊富なパリのオルセー美術館で大いに楽しみました。この年以降は、日本にやってくる有名な美術展にも、時間の許す限り足を運ぶようになりました。

2018年2月には、溜まっていたマイレージを利用して友人が駐在していたアムステルダムまで行き、ゴッホ美術館~クレラー・ミュラー美術館~アムステルダム国立美術館(ライクス美術館)を楽しみました。2019年7月のワシントンD.C.への出張時には、連日ナショナル・ギャラリー(無料なのが嬉しい)に足を運び、名画を堪能しました。

2019年11月に会社を辞めて時間的な余裕が増すと、さらに美術館への訪問ピッチがあがりました。この流れは、松本単身赴任生活でもしっかりと引き継いでいくつもりでいます。美術館訪問を、旅とセットで考えるとワクワクします。

2022年の楽しみ

雑誌の付録についている「2022美術展80」を参考に目下、今年の鑑賞計画の旅を策定中です。『今年の目玉』のような企画は、どうしても首都圏での開催に集中します。現状は、各地にまん延防止等重点措置が出されていますので、活発には動き辛い状況ではあるものの、さしあたり以下は候補と考えています。

● ゴッホ展(名古屋市美術館)2/23~4/10
● メトロポリタン美術館展(国立美術館)2/9~5/30
● イスラエル美術館所蔵 印象派・光の系譜(あべのハルカス美術館)1/26~4/3
● ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展(東京都美術館)1/22~4/3
● 伝教大師1200年大遠忌記念 最澄と天台宗のすべて(京都国立博物館)4/12~5/22
● イスラエル美術館所蔵 ピカソ ひらめきの原点(パナソニック汐留美術館)4/9~6/19

美術館の魅力

毎回美術館で絵画鑑賞を終えた後は、身体がへとへとになってしまいます。大して絵心のない私でも、優れた作品が持つ迫力はびしびしと感じ取れます。画家が精魂込めて描いた絵画が訴えてくるものの熱量は半端なく、こちらも真剣勝負でないと太刀打ちができません。そういう真剣勝負の場に立てるのが、美術館鑑賞の醍醐味だと思います。人生後半戦は、美術館・記念館訪問を楽しみながら、年齢を重ねていきたいと願っています。

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