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ふらっと電車に乗って‥小田原

今日の関東地方は、朝から雪の予報が出ています。9時過ぎからパラパラと雪が降り始めました。

息子を習い事に送り出した後、妻と近所のドトールでモーニングを食べながら、今月の予定を擦り合わせたり、今週あった出来事を報告し合ったり、息子の学校の話をしたりしました。夫婦間のコミュニケーションは、意識してやった方が安心です。

雪の状況が心配でしたが、予定通りプチ旅行へ行くことにしました。普段の生活で凝り固まりがちな思考を活性化するため、少し離れた場所へのプチ旅行を定期的に組み込むのが、最近の私の常套手段です。

今日の目的地は小田原城です。育った町からは国宝の姫路城が身近だったこともあり、私はお城が好きです。全国の名城巡りをするのが古くからの関心事です。車内で食べる昼食用に崎陽軒の横濱ピラフ弁当を買い込み、小田原までの51分を730円のグリーン券を買ってリッチに移動しました。

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崎陽軒 横浜ピラフ弁当

小田原城は、戦国時代に関東一円を支配した北条氏の居城で、難攻不落と謳われた名城です。最盛期の小田原城は、本丸・二ノ丸・三ノ丸を備え、その周縁には総構と呼ばれる土塁で守られた堅固な城だったようです。

天下統一を目指す豊臣秀吉の小田原征伐の戦いでは、豊臣方の大軍に包囲され、最終的には城主・北条氏康が降伏を決断し、敗戦したものの、攻められての落城はしていません。

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小田原城

これまでも何度か小田原城には来ていますが、天守閣に登ったのは、2016年に改修工事が完成した時以来です。子供が一緒だと慌ただしくなりますが、今回は私ひとりだったので、たっぷりと時間をかけて城内の展示品を見て回ることができ、満足できました。

北条市の始祖、早雲の子で、二代目の氏綱は、領国内の直接支配を徹底する為、「禄壽應穏」(民の財産と生活は平穏なるべし)と刻まれた虎の印判状を使いました。以来この言葉が、北条氏の領民支配の基本方針になります。北条氏が、領民の財産と生命を安定させることを重視していたというのは、なかなか興味深い話です。

「小田原評定」という言葉も、見方を変えれば、あらゆる階層からの意見を聞くという民主的な政治手法が定着していた証拠であり、北条氏の支配思想は封建的ではなく、現代的だったのかもしれません。

見学を終えてから、小田原城近くのカフェで一休みしました。店内は広く、電源も使えて、居心地の良い空間でした。

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カフェにて

帰る頃には、止んでいた雪が再び降り始めました。このまま今夜まで降り続けると、積もるかもしれません。

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雪の降る様子

先週の土曜日はひとりで映画、平日はバーホッパー、今日は小田原までプチ旅行、と随分生活をエンジョイしています。毎回快く送り出してくれる妻には感謝です。(『亭主元気に留守がいい』と常々言われてますが‥)

家族あっての私の人生です。三連休の残り2日は父親としての責任を全うする予定です。

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