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私の好きだった曲⑬:『ルック・オブ・ラブ!!』
私の好きだった曲(1980年代の洋楽縛り)シリーズ13回目は、もはや忘れ去られた感はあるものの、当時洋楽を熱心に聴いていた人には、懐かしいと思われるABC『ルック・オブ・ラブ!! The Look Of Love』です。
突然の再会
この曲を聴くのは、おそらく十数年振りだろうと思います。今日は、珍しく残業をして19時近く(普段は17時30分〜18時にはあがっています)に会社を出ました。家路へと向かうクルマの中で聴いていたFMラジオから、この曲の懐かしいイントロが流れて来ました。忘れようがないくらい、耳に刷り込まれている曲で、瞬間的に中学時代へと時間が戻りました。
因みに、この曲を流してくれたユキ・ラインハートさんがDJを務める『A・O・R』は、
仕事帰りの車の中で“お気に入りのコンピレーションCD”を聴く感覚で楽しみ、一日の疲れをクールダウンする番組。
https://audee.jp/program/show/27332
なかなかナイスです。JFN38局(FM東京は非対応なので首都圏では聴けないかも)の月曜日~木曜日19:00‐20:55放送されています。
家に帰って、早速YouTubeを探して、聴き直しました。
何とも微妙なチープ感と、素っ頓狂でコミカルなストーリーが組み込まれたこのofficial Videoからは、1980年代の香りがビンビンに漂ってきます。ただただ懐かしさ満点で、破壊力がありました。
現象だったABC
1980年代前半は、英国出身のバンドが、次々と米国のヒットチャートの上位を占める第2次ブリティッシュ・インベイジョン(Brithish Invasion)ブームの真っ最中でした。音楽ジャーナリスト出身のマーティン・フライ(Martin David Fry 1958/3/9-)率いるABCも、その一大ムーブメントの中で注目され、輝いたバンドの一つでした。
ABCは、1982年発売のファースト・アルバム『ルック・オブ・ラヴ The Lexicon of Love』が、いきなり全英アルバムチャートNo.1に輝き、デビュー早々に大成功を収めます。このアルバムをプロデュースしているのは、バグルスなどで活躍した鬼才、トレバー・ホーン(Trevor Horn 1945/7/15-)です。
彼らの代表曲であり、最大のヒット曲でもあるこの『ルック・オブ・ラブ!!』は、『涙まだまだ Tears Are Not Enough』『Poison Arrow』に続くアルバムから三枚目のシングルカット曲で、全英シングルチャートでは最高4位を獲得しています。米ビルボードのシングルチャート(Top100)では18位に終わったものの、 DISCOチャートでは堂々の1位を獲得しています。 ABC旋風という感じを受けていました。
一発屋ではない活躍
私が本格的に音楽を聴き始めた1983年初頭でも、ABCの『ルック・オブ・ラブ!!』は、MTVやFM放送局ではよくオンエアされていた記憶があります。ノリが良くて、軽いタッチで、ダサカッコいい曲だと思っていました。
何となくコミカルバンドっぽい印象もあったABCですが、実際にはハイセンスでスタイリッシュな音楽をやっていました。デビューアルバムの大成功後も、メンバーチェンジや音楽スタイルの変更を繰り返しながら、1980年代は時折スマッシュヒットを飛ばし続けます。
1987年に飛ばしたヒット曲『ホエン・スモーキー・シングス When Smokey Sings』も結構好きでした。
今日(3月9日)が64歳の誕生日である、マーティン・フライは、ABC唯一のオリジナルメンバーとして現在も現役アーティストとして活躍中です。
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