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未来に希望を持てるように

家族が松本にやって来て二日目です。今夜は、妻と息子で松本市街地のホテルに泊まっているので、今夜は部屋でひとりの夜です。外は激しい雨が降っています。二人が信州にやって来る時は、大抵天候に恵まれていたので、今回は珍しい経験になりそうです。願いを込めて『未来に希望を持てるように』というテーマで呟きます。

同じ時間を過ごすだけでいい

長野県のめぼしい観光地には、この三年間で頻繁に家族旅行をしてきたので、過ごし方はネタ切れ気味です。しかも今日明日は天気が崩れると予想されているので、候補に考えていたハイキングは難しそうです。

今朝は、妻が気に入っているパン屋さんのモーニングセットでスタートです。これは予めリクエストされていたので、昨夜の時点で予定に組み込んでいました。食べ終えた後、少し迷ったものの、国営アルプスあづみの公園に連れていくことにしました。息子は、自然への興味が薄いので、あまり盛り上がらないだろうな、と思ったものの、施設内で鉄道模型Nゲージのジオラマが作られて、運転されているのを食い入るように眺めて、意外と楽しんでくれたようです。あいにくの天気なので、散策は限られたエリアだけでしたが、いい時間にはなった気がします。

未来への不安

今を楽しむことに集中するのが一番だと判っているものの、未来を考えて不安になってしまうことも少なくありません。今は、私も妻も元気なので、息子のささやかなリクエストを叶えてあげることはさほど難しくはありません。しかし、10年後、20年後はどうなっているかわかりません。そうなった時、息子はどうなってしまうのでしょう。今、一杯思い出作りをしていることが、却って仇になるのではないか...... という不安も過ぎります。

先日、希望を持つことを意識しよう、と自分を鼓舞することを決めたばかりですが、考えているだけではやっぱり駄目で、情報を大量に集め、自分向けにカスタマイズしたプランを創り、地道に行動に移さないと何も前進しないのも自明です。今は、目先の楽しい現実に甘えているだけかもしれません。それは焦りとなり、無防備に未来を迎え入れようとする態度にも繋がります。

希望は息子と共に

私の未来は、息子と共にあります。いや、そこにしか希望を見い出すことが出来ません。息子と過ごす未来に縋って生きているといっても過言ではありません。息子が希望を失わずに楽しく生きていける世の中こそ、私が望む未来です。

この願望はあまりにも抽象的過ぎて、いつまでたってもクリアに像を結ばないし、説得力あるかたちで言語化も出来ないのですが、決して忘れずに考え続けることを生きる糧にする他ない、と改めて確信した一日でした。

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