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『えんとつ町のプぺル』公開直前の私見

キングコング・西野亮廣さんが製作総指揮・原作・脚本を務める映画『えんとつ町のプぺル』が12月25日から公開になります。本日は、約1年間彼の活動をフォローしてきての私見を文章に残しておきたいと思います。

『えんとつ町のプぺル』がやって来る

映画『えんとつ町のプペル』は、西野さんが渾身の力を注入して、世に問う勝負作品です。売れっ子芸人から絵本作家に活動の軸足を移して以来バッシングを受けながらも前進を続けてきた西野さん自身の自叙伝的要素が盛り込まれ、閉塞感が溢れる現代社会で挑戦する人たちへの力強い応援メッセージも込められたド直球のエンターテインメント作品です。

表向きは2016年の発売以来ロングセラーを続けている同名絵本の映画化作品です。ただ、この絵本は『えんとつ町のプぺル』という物語全体の一部を切り取った一種のスピンアウト作品ということなので、『えんとつ町のプぺル』のストーリーの全容はこの映画で初めて明らかになる運びです。

西野さんとそのスタッフは、映画化の決定以降、作品制作に心血を注ぎ込み、並行して地道かつ精力的なプロモーション活動を続けてこられました。数か月前からは、プロモーション活動も一段と活発化し、より広範かつ大規模なものになっています。事前に行われた完成披露試写会での評判も上々で、いよいよ一般公開を待つだけとなっています。

2020年は西野亮廣さんの活動をフォローし続けた一年

私の2020年は、西野さんの活動をフォローし続けた一年と言っても過言ではありません。52歳のおじさんが、一回り年齢も違う年下の男の発言や行動をフォローし続けているのは結構気持ち悪い話です。

きっかけは、西野さんの書かれたビジネス書ですが、より興味を引かれたのが、昨年11月頃からWalkingのお供に聴き始めたVoicyの音源です。カトリーヌ・ド・メディチとルードヴィヒ二世の話が好きです。

今年の5月には、オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所の会員になり、以降はぐっと体重を乗せて、西野さんのオンラインサロンへの投稿記事や各種著作、YouTube動画などをチェックしてきました。

12月18日に発売されたエッセイの『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』や『別冊カドカワ【総力特集】西野亮廣』も早々に購入し、既に読了しました。

オンラインサロン西野亮廣エンタメ研究所には7万1千人(日本最大)のメンバーがいます。この中で、西野さんは自身の活動状況やその裏側、人柄、思考、交友関係、嗜好などをオープンにしていて、メンバーが西野さんをより深く知り、身近に感じられる場となっています。

サロン内でかなりアクティブに行動されているメンバーもいらっしゃいますが、私は毎朝配信のVoicyと毎日オンラインサロンメンバーに投稿される記事と『毎週キングコング』での相方梶原さんとのトークを楽しみにしている静かなファンです。

一つ注文を付けると、西野さんを”現代の革命家”と呼ぶのには違和感があります。西野さんが使う手法は、合理的でディフェンシブだし、反暴力的です。革命家の戦略とは本質的に距離がある気がしています。

世界を獲って欲しい

西野さんは、「目標はエンタメで世界を獲ること」と公言しています。その難しさと現在自分の居る位置とのギャップもきちんと把握していて、目標達成に向けた効果的な戦略を考案して、圧倒的な努力と工夫を継続し、一つ一つ結果を出してきました。

私は、西野さんの言う『正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする』という考え方に魅かれます。私には、西野さんが日本中から攻撃されていた時代の記憶はうっすらしかない(つまり傍観して傷つけていた加害者のひとり)ですが、当時ディスっていたアンチの人たちの一部を、今では実績と結果で黙らせ、支援者を増やし続けているのは凄いことです。

「エンタメで世界を獲る」という目標も、今はまだ荒唐無稽な…という気がするものの、いずれひょっとすると… という夢を見せてくれます。期待したいです。






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