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伝えたいことを届けたい時

本日のnoteは、『伝えたいことを届けたい時』の話です。

表現活動で意識していること

私が日々行っているnoteを書いて投稿する行為は、かなり私的な目的でやっていりこととはいえ、開かれた世界に向けた表現活動であることは間違いありません。

私が伝えたいことを届けたい対象(読者)は、自分自身(現在・過去・未来)です。日々書いているnoteの内容が、私が全身全霊を賭して世に問いたいことか? 世の人々に伝えたいことか? というとそんなことはありません。未来の私に少しでも刺さる部分があれば、目的は達成されたと考えています。

その日、その時に私の頭に浮かんだアイデアや、気分や、感情を言語化して記録しておく目的の記事もあれば、これまでに私が学んだ知識や新たに得た情報を整理してメモしておくことに主眼を置いた記事もあります。「書く」習慣を継続することは、将来の自分に必ずや役に立つと信じています。

私は、世の中に広く名を知られた影響力のある表現者ではないし、世に名を知らしめたいという大それた野心を持っている訳でもないので、自由かつ気楽に書いています。とはいえ、第三者にも届く可能性があるプラットフォームを利用していますので、守るべきルールやマナーは意識します。

私の主張や情報が、目にした人から好意的に受け取って貰えたら……というスケベ心はあります。そうなると、読み手からみた読みやすさ、わかりやすさ、受け容れやすさ、を意識して書くことは重要だと思います。最低限、不快感を与える不適切な表現は避けねばなりません。

事実に基づく情報は正確に

伝えたい意見を自分が思った通りに伝えることはすこぶる難しいことです。意見の違いは仕方がありません。しかしながら、前提となる事実が歪曲して伝わってしまうのは、できるだけ避けたいものです。事実の伝達は、伝えるべき相手が100人いれば100人に正確に伝わるよう努力と工夫が必要です。

それでも、誤って伝わってしまった経験をした時は、古典的な手法ですが、5W1H的に考えます。

● 誰が? Who
● 誰に? Whom
● 何を? What
● いつ? When
● どこで? Where
● なぜ? Why
● どのように? How

自分の意図通りに伝わらなかった理由が、時期(When)や場所(Where)や伝達方法(How)ならば、改善余地があるので次に活かせます。

しかしながら、提供する内容(What)や目的(Why)が、相手(Whom)にとって不適切で不要なものだったり、自分の信用のなさが原因(Who)であるならば、おそらく伝わりません。

価値観や意見の発信に反応があるのは収穫

自分の価値観や意見を表明する場合、『伝わる人だけに伝わればいい』という開き直りも大切です。その上で共感してくれる意見に出会うと『伝えたいことが、伝わって欲しいように伝わった』という嬉しい気持ちになります。人間はひとりでは生きられないので、コミュニティの中で理解者や賛同者や協力者が増えていくのは励みになります。

不支持の人の意見を聞くことも大切です。自分の考えが不適当であることを気付かせてくれる真っ当な意見を貰えるのは、貴重な経験です。熱を込めて語っている意見に対して、違う意見を表明するのは面倒臭く、エネルギーを必要とします。私も「?」と感じた主張を目にしても、大抵はスルーしています。だからこそ、わざわざ自分の書いた内容に、時間とエネルギーを使ってくれたことにまずは感謝すべきでしょう。

ここでも5W1Hを意識します。キャッチボール技術は、目的や理論を知り、意識付けするだけでは実践するのは無理で、ボールのやり取りを繰り返して適切なスキルを磨くことで熟練していきます。

文章を書き続けることは、相手の胸元に適切な球威とスピードの取り易いボールを投げる技術を身に付ける永遠の訓練なのだと思います。

サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。