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街での記憶

五連休も四日目になりました。強風が吹き荒れ、不穏な天気になっていますが、辛うじて雨は降らずに踏み止まってくれています。これまでの三日間の功労が認められ、本日は私のフリーデーです。夕方まで、自分の都合優先で時間を使っていきます。散髪を終え、午後からは家を出て、都内に向かいました。特に目的もなく街をぶらついた感想を『街での記憶』として残しておきます。

最早思い出せない昔の渋谷

横浜から東急横浜線に乗って、渋谷へ来てみました。私が東京へ出てきた頃の東横線渋谷駅は、東京側の始点で、横浜駅は終点でした。しかし今では、渋谷駅は始発でも何でもなく、西武線や東武線へと直通電車が繋がり、横浜駅から先にはみなとみらい線が開通して乗り入れています。

私が独身で埼玉県草加市に住んでいた頃、渋谷には特段の用もないのに一時間近くかけて訪れることがありました。取り立てて好きな街だった訳ではないものの、若い街の鼓動を聞いてみよう、どんな異質な人種が集まっているのか体験しておこう、という興味があったのかもしれません。当時から居心地がいい、と感じることの少ない街ではありました。

渋谷という街は、今では目的もなく訪れられるような気安い街ではなくなりました。普通に考えて、渋谷に職場か取引先でもない限り、五十代のおじさんは、渋谷の街からすれば、歓迎されない人です。近年は再開発も進み、当時把握していた渋谷という街は、私の記憶とは一変し、全く馴染めない、遠い街へと変貌を遂げていました。

六本木方面に歩く

渋谷で人酔いをしてしまい、早々に六本木通りに逃げました。日本国籍ではない人々が多数いい感じに歩いている方角を目指して、歩きました。

しかし、六本木の中心部には入っていく勇気はなく、外苑西通りを左に曲がって、地下鉄千代田線の乃木坂駅から日比谷方面を目指すことにしました。歩数を稼ぎ、電車賃を使っただけの休日となってしまいました。

東京には、営団地下鉄の9路線(銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線)と都営の4路線(浅草線、新宿線、三田線、大江戸線)が走っていますが、到底乗りこなせません。大都会東京の交通網には30年以上経っても馴染めないままです。

やっぱり、横浜がいいなあ‥
おやすみなさいませ。



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