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自分の価値を自分で決める

日曜日です。いつの頃からか忘れましたが、日曜日の夜が好きではなくなりました。それは、翌日に仕事を控えてサザエさん症候群になるからとか、そういう単純な理由ではないような気がしています。特に夕暮れ時になると、長い時間ではないものの、息が詰まるような錯覚に襲われます。それまでは意識していなかった時計の針が、急に動き始め、カウントダウンが始まったような焦燥感に駆られてしまいます。本日は、『自分の価値を自分で決める』という硬派なタイトルに挑んでみたいと思います。

充実した日曜日

実は、今日の昼間は、特段の予定がなく、時間を自分の思い通りに使えました。個人の自由に任された日曜日としては、2023年で一番アクティブに活動でき、充実した時間を過ごせた手応えがありました。朝早くに家を出て、クルマを走らせ、リラックスをし、インプットもアウトプットも積み重ね、意気揚々と部屋へと戻ってきました。日曜日の夜には珍しく晩酌もしました。軽いアルコールの高揚感も入って、普段なら気恥ずかしく、到底真正面から扱えないテーマを掲げてみました。

今日は天気が芳しくないという予報だったので、控え目にスタートしたものの、途中から天気が好転したので気分が良くなり、結局200㎞以上の距離を走らせました。美ヶ原高原までのワインディング・ロードを走り、佐久の蔦屋書房では、これまでに溜まっていたTポイントを使って、欲しかった本を爆買いしました。昼食には鹿肉入りのカレーを食し、運転中に大好きなコーヒーも4杯飲みました。FM長野で、ASKA、皆藤愛子、木村拓哉、秋元康(ゲストは小泉今日子)、ももいろクローバーZ、村上春樹らがパーソナリティを務める番組を聴き漁った他、ラジオの電波が悪いエリアでは、チープ・トリック(Cheap Trick)のベスト盤を聴いて楽しみました。

自分の価値

価値(Value)ということばには、色んなニュアンスが含まれるし、人それぞれで受け止め方も全然違うので、『自分の価値』という大上段な用語を持ち出すのは馬鹿げているような気もします。ただ幼少期から変わらず持ち続けているのは、「自分の価値について、自分をよく知らない人間に値付けされて、あれこれ寸評されたくない」という反骨心です。

自分の社会的価値、経済的価値は、他人から評価されてナンボ、だというのは痛い程に理解しています。その人の判断基準でもって、私のことを好き勝手に推し量って頂くのは一向に構わないのですが、それは自分のいないところで、聞こえないところで勝手にやっておいて欲しい、というのが偽らざる本音です。確かに、いい評価を聞けば嬉しいと感じますし、的を得た厳しい批判を聞けば素直に聞こうという気になります。ただ究極的には、他人から頂く評価は、まあどうでもいいんじゃないかな、というのが今の心境です。

基本的な態度として、誠心誠意向き合ってくれた人からの的確なアドバイスは、神妙に聞いて糧にすべきです。自分が心底悪かったと感じた時の批判は、素直に受け容れて反省すべきです。自分でも気付いていない賞賛は、気持ちよく頂戴して励みにしていいでしょう。ただ、自分の価値は自分で決めさせて欲しい、と私は考えています。

揺れ動くのが当然

絶対軸はありませんから、自己評価が刻々と変動し続けるのは、当然です。謙虚さのかけらもなく、自信があり過ぎるのは人間として問題だし、自信が無さ過ぎて、卑屈な態度に終始するのも考えものです。極力フラットで、その時、その時に相応しい自然体で過ごせるのが理想です。(相当に難しい態度ですが)

私は、自分の価値は、できるだけ低めに抑えておきたい性分です。その方が、伸びしろが感じられ、可能性を信じられるからです。完全無欠でこれ以上変化する余地がない状態、逆に遊び代だらけで、余裕があり過ぎる状態も、よくないと思います。程好い緊張感と危機感があり、かつ心理的安全性が感じられる状態に身を置いている時を理想に、自分の価値を考えていくつもりです。

こうして書き進めてみて、『自分の価値』は、思った以上にパワー・ワードで、本年を曝け出す必要がありました。なかなか面白い体験だったので、後日また掘り下げてみようと思います。

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