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受験生へのエール

ここ数日冷え込みが厳しい日が続いています。数年前から瘦せ我慢はせず、仕事で履いているスラックスの下に、防寒のヒートテックを着込むようになりました。それでも、昨日今日あたりはそれでも冷えを感じました。インフルエンザが流行するのもわかります。

受験シーズンの到来

丁度、受験シーズンです。私と同世代には、高校受験や大学受験を控えた息子さん、娘さんを抱える親御さんも多いのですが、家でも緊張感が伝わってきて気遣いで大変なんだそうです。明日は雪の予報も出ているようなので、混乱が起こらなければいいのですが。

30年以上前の記憶

私が受験勉強をしていたのは、もう30年以上も前のことになります。あの当時どんな気持ちで、受験勉強をしていたのか、あの頃の自分に出会って、問い質したい気もします。

受験勉強が楽しい経験だったとは思いませんが、将来社会に出て活躍する為には、絶対に乗り越えなければならないものだとは思っていました。受験を本格的に意識し始めた当初の成績は伸び悩んでいたものの、高校3年生の秋から冬にかけて、急にテストの点数が取れるようになりました。実力が伸びている手応えを実感できた時は、素直に嬉しく感じました。成績は山あり、谷あり波があるので、精神状態が平穏でない場合も多かったものの、受験勉強をしていた時代は、辛い思い出ばかりではありません。

結果を受容する

結局、第一志望の大学にはふられ、私の受験生活はハッピーエンドでは終わりませんでした。不合格の結果を知ってからしばらくは、自分の努力が報われなかった現実を受け容れられず、悔しくて情け無い気持ちに苛まれていました。気分がドン底まで落ち込み、何日か家から出られませんでした。高校を卒業したら上京して、下宿生活を送ることだけをイメージして受験勉強を踏ん張っていたので、夢を絶たれたことへの失望は途轍もなく大きかったのです。思えば、あれが最初の人生の挫折経験だったかもしれません。

ただ、進学した大学で生涯の恩師と友を得たし、ホッケーにも打ち込んで、四年間充実した学生生活を送ることが出来ました。人生なんてどう転ぶのかわかりません。

僭越ながら…

受験生の皆さん、やってきたことを信じ、この瞬間を是非楽しんで下さい。培った実力を存分に発揮でき、苦労が報われることを祈っています。でももし、思い通りの結果が得られなくても、悲観はしないで下さい。その経験はきっと生きる筈です。人生とはそういう巡りになっています。

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