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金曜日の随筆:風の中の火のように

また運命を動かしていく金曜日がやって来ました。2021年のWK46、霜月の弐です。本日は、朝目覚めた時にふと浮かんだ『風の中の火のように』というイメージから膨らませて、自由な雑記風に書いてみようと思います。


風の中の火のように……

私の送る二足の草鞋生活では、週四日を企業での業務に従事し、残る三日は研究生&自由時間というサイクルで一週間が回っています。本日は研究生ターンの日なので、いつもよりは遅めの始動です。

『風の中の火のように』は、甲斐よしひろ(1953/4/7-)さんのユニット、KAI FIVEが1993年2月に発売したシングルのタイトルです。ドラマの主題歌にも起用され、スマッシュ・ヒットしました。

私は、子供の頃に知った甲斐バンドの『安奈』という曲が好きで、カラオケでもよく歌っていました。甲斐バンドや甲斐よしひろの楽曲を、普段聴くことは滅多にないのですが、数年に一度思い出したように聴きたくなる時期がやってきます。今朝起きた時に突然下りてきたので、そういう時期だったのでしょう。

甲斐さんが創り出す音楽には、抑え切れない感情や爆発寸前の熱情が埋め込まれていて、聴くたびに「しっかりせんかい!」と後ろから蹴りを入れられたような感覚に襲われます。

『風の中の火のように』も、全体としてはポップで当時流行していたような曲調ですが、歌詞に描かれる世界はなかなかシリアスで、曲央あたりには、唸るような叫び声が収録されています。この曲がヒットしていた1993年の春は、丁度会社員生活も丸2年が過ぎて3年目に突入した頃です。なんとなく停滞期で、比較的体温低目に暮らしていたので、喝の入る曲だったことを覚えています。

なぜみんな 一人で踊る
悲しみ秘め みえぬ相手(ひと)と
激しい叫び おしかくし Ah-
いやだ一人きりは このぬくもりが愛なのに

という部分が特に好きだったなあ…… と思い出しながら、今朝何度かYouTubeで聴き直しました。

『風の時代』とは?

西洋占星術関連で『風の時代』という話を耳にします。スピリチュアル系は苦手ですが、食わず嫌いはよくないので、以下のサイトなどから知識を仕入れてみました。(正しい情報なのか判断できませんが……)

グレートコンジャンクションとは、木星と土星が重なり合う状態のことで、20年に一度しか見られない珍現象。2020年12月22日、その現象が水瓶座上で起こり、支配的なエレメントも、『土の時代』から、これから240年間続く『風の時代』に変化(ミューテーション)したという話です。

エレメントには「火」「土」「風」「水」があり、それぞれが、起承転結に相当するともされます。西洋占星術の十二星座は、

火…牡羊座・獅子座・射手座
土…牡牛座・乙女座・山羊座
風…双子座・天秤座・水瓶座
水…蟹座・蠍座・魚座

となっています。風の時代の特徴として、

● 所有よりも共有する
● ボーダレス
● 組織に依存せず、個人の力で自由に
● おカネよりも知識・情報の価値が高まる
● 上下関係よりも水平関係

なかなかに興味深い話です。西洋占星術はじめ各種占いには、太古より長い歴史があり、単なるインチキや迷信であればとっくに消滅して、現在まで存続していない筈です。解釈によって、いかようにでも受け止めることができる世界ですが、目配りしておいた方が良さそうです。

因みに私は双子座で『風』、甲斐よしひろさんは牡羊座で『火』です。手前味噌ながら、イメージには合っている気がします。

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