睡眠の軽視が招くもの
今日の朝は、目覚めてからも活動意欲が盛り上がらなかったので、ベッドから起き上がらず、YouTubeチャンネル『夜明け前のPLAYERS』で、経済学者・成田悠輔氏が、睡眠学者・柳沢正史教授と対談している回(計3回)をダラダラと観ていました。(ノーカット版は有料なので抜粋版の感想)
これまで睡眠というものを真面目に考えて、良い習慣を実践してこなかった私にとっては、今更ながら勉強になることが多かったので、備忘の為にメモを残しておこうと思います。
不眠とはほぼ無縁の人生
睡眠に対して興味を持ってこなかったのは、おそらく私が「寝る」ということにたいして、苦労をした経験が殆どないからです。不眠に悩んだことはなく、睡眠薬などに頼ったこともありません。せいぜいアルコールの過剰摂取で、なかなか眠れない時があるくらいです。
松本に来てから、仕事のある平日は0時頃に寝床に就いて、6時前後には起きる習慣が確立しているので、睡眠時間は平均で5~7時間程度だと思います。私の生来の体質は、どちらかと言えば、朝型の方だと思いますが、今の睡眠時間だと、微妙に睡眠量が不足しているのだと思います。業務中に猛烈に眠くなることが、時々あります。実際、昨夜なんかは寝付きが遅かったので、今日の15時頃は猛烈に眠かったです。
加齢によって、昔ほどは長く深く眠れなくなってしまった自覚があります。20代の独身の頃は、週末に何の予定もなければ、昼過ぎまで寝ていました。ただ、柳沢教授によれば、平日の睡眠不足分は週末の長寝で返済できるが、寝貯めはできないようです。睡眠不足分の負債を返しているだけで、充足している状態以上には貯金をしておくことはできないようです。日本の生産性が上がらないのは、社会人の寝不足の影響が大きいのかもしれません。
睡眠で大切なこと
睡眠で大切なのは、量・規則性・質 なのだそうです。番組の中では、睡眠量が不足していると性格が悪くなる、利他的な行為ができなくなる、という話もありました。慢性的によく眠れていないと、脳のパフォーマンスが著しく下がり、イライラしたり、テンションが上がらなかったり、アンガーコントロールも弱くなり、元気もなくなって体調不良も引き起こす、という話がありました。睡眠不足の負債の累積は、いろんな意味で悪影響が大きいようです。
自分も、今さらながら、もう少し意識した方がいいなあ…… と怖くなりました。
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