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自分の【居場所】を作る

本日のnoteは【居場所】というものを考えてみたいと思います。

【居場所】って何なんでしょうか?

居場所【いばしょ】
1 人などがいるところ。いどころ。
2 その人が心を休めたり、活躍したりできる環境。
ー デジタル大辞泉

字義は上記の通りです。今回私が考えたい【居場所】は、2の意味に近く、「自分が活躍できる環境」「その場にいて心の底から幸せを感じられる空間」といったニュアンスです。

【居場所】は自分で作るもの

【居場所】は探すものではなく、自力で作り上げるものだと思います。当然ながら、独り善がりな考えや振る舞いを繰り返していては駄目で、自分を磨く努力を重ね、周囲の人たちに受け容れてもらって、はじめて自分が理想とする【居場所】は確保できるものです。

人生は、心の底から満足出来る理想の【居場所】を持つための試行錯誤の繰り返しで成り立っていくものかもしれません。人生の節目節目で、他人から強制的に割り当てられた環境で過ごさなければならない時間もあります。そこでの我慢や忍耐を通して自然に得られるものもあるでしょうが、最終的には自分の【居場所】は自分の意思で確定させたいものです。

理想の【居場所】は変わるもの

一度は手に入れた理想の【居場所】だって永遠・安泰とは限りません。時間が経過していく中で、ある時には理想の【居場所】だと思えた環境に息苦しさや物足りなさを覚えるようになることもあります。また、自分がこのままずっと座っていたい【居場所】なのに、周囲からは必要とされなくなり、強制的に立ち退かされる可能性だってあるでしょう。

人も環境も常に変わり続けるから、守り続けるべきものと捨て去るべきものとの見極めが重要なのでしょう。気持ちの変化を無理に押し殺すべきではありません。自分が活躍できない場所、必要とされていない場所で無理と我慢を重ねていると、どこかで大きな問題となって噴出します。

理想の【居場所】は幸せでもあり不幸でもある

一瞬でも理想の【居場所】に出会えた経験は、長い人生を生きていく中で貴重です。心の底から満足出来る時間を増やしていくことは心の豊かさ、幸せの実感へと繋がります。理想の【居場所】を確保したことには、誇りを持っていい。同時に感謝の気持ちも忘れずにいたいものです。

ただ、理想の【居場所】を経験してしまったからこそ訪れる悲劇もあります。そこが人生の満足感の基準になってしまうので、理想の【居場所】から滑り落ちたり、喪ってしまったと感じてしまうと、豊かさを簡単には感じ取れなくなる怖れがあります。心が贅沢になってしまうと、そうではない状態を「不幸」と短絡的に認識してしまいます。

【居場所】は作り出すもの…  探さないこと… この点は、肝に銘じて過ごしていきます。ましてや、幸運だけで与えられるものではありません。日々精一杯生き抜いていく覚悟がいりそうです。

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