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世界陸上2023@ブダペスト 展望

2023/8/19-27までの九日間、世界陸上2023が、ハンガリーの首都ブダペストで開催されます。本来隔年(奇数年)開催の大会ですが、COVID-19の影響で、2020東京五輪が2021年にスライドされ、玉突きで本来2021年に開催される筈だったアメリカ・オレゴン大会が、世界陸上2022@オレゴンとなりました。そして、今回が本来のスケジュール通りの世陸です。

私の注目する選手…… 三浦龍司&田中希美

世陸に向けて私が注目しているのは、2023/6/9にゴールデンリーグ第4戦パリ大会の3000m障害で日本新記録(8分9秒91)を打ち立てた三浦龍司選手(順天堂大学4年)と、トラック女子中長距離界で無敵の強さを誇る女王、田中希美選手(ニューバランス)です。

三浦選手は、洛南高校時代から、3000m障害で無類の強さを誇るスペシャリストでしたが、その後も順調に進化を遂げています。三浦選手が進学した順天堂大学は、前日本記録保持者の岩水嘉孝選手、2016リオ五輪の代表だった塩尻和也選手など、この種目で指折りのトップ選手を輩出してきた大学です。これら偉大な先輩たちと比較しても、三浦選手は別格の走りを見せてくれています。来年のパリ五輪では表彰台を狙って欲しい逸材なので、今回の世陸では確実に予選を通過し、入賞を果たして欲しいです。

田中選手は、押しも押されぬ日本女子中長距離界のエースであり、もはや大スターの風格を感じさせます。兵庫県の西脇工業高校から、豊田自動織機(同志社大学に進学)に進み、東京五輪2020では、1500mで日本女子初の3分台の驚異的な日本記録を樹立しました。今大会も何種目出場するのか現時点では不明ですが、5000mに絞れば、パリ五輪でメダルを取れる位の逸材だと思います。頑張って欲しいです。

その他の種目では

世陸が開催されるのは、2023/8/19-27の九日間です。世陸と言えば、織田裕二&中井美穂のコンビが有名でしたが、今回は新たなナビゲーターが登場する筈です。

日本のお家芸になりつつあるのが、男子/女子の競歩です。男女20㎞、35㎞競歩では、誰が代表になっても、メダル候補に名を連ねそうです。

個人的に注目したいのは、~三浦&田中を除いて~ 男子の5000m、走幅跳、110mH、4x100m、マラソン、女子の10000m、マラソン、やり投げ、です。久々に陸上競技マガジンを買って研究します。今から8月末が楽しみです。


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