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自分で情報を集めて、行動する

新型コロナウイルスが社会に与える影響

連日、世界中で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者が拡大しているという報道が行われています。自覚症状がなくて検査を受けていない人も多いので、潜在的な感染者数は日本政府が公式発表している数字以上にいるでしょう。

付随して、ヒト・モノ・カネの動きが停滞し、じわじわと経済活動に影響が出つつあります。『リーマンショック以上の大不況確実!』『生活破綻者続出!』とか悲観論を煽る情報が広がり易い状況になっています。

視線が下に向いて行動自粛ムードが世間に蔓延している時は、軽率な意見や行動をする人への寛容度も低くなりがちです。嫌な空気感です。

私なりの判断と予測

今はまだ渦中の真っ只中なので、この騒動が終息するイメージがなかなか見えてきません。しかしながら、個人的に情報を集めている限りでは、

● 日本国内の感染者数拡大は一定の範囲内にコントロールされている。
● 感染者の治癒事例も増えてきているし、少なくとも感染したら即、死に至るものでもない。
● 重篤患者急増による医療インフラの崩壊はどうやら回避できている。

と思われます。

初期対応では世界中から批判を浴びたものの、日本政府・日本国民の危機管理対応はかなり奏功し、先の見えない恐怖状態からはおおよそ脱したのではないかと考えています。

後は、もし感染しても重篤化させないワクチンや治療方法が早期に確立されることを願っています。日夜最前線で不眠不休の対応にあたっている全ての医療関係者の方々に感謝したいと思います。

個人レベルでは、引き続き警戒は継続しつつも、完全終息宣言後に備えた準備を怠らないことも大切だと思っています。不要不急の外出は控えなければならない空気感が支配的になっているものの、鵜呑みにはしないようにしたいと思っています。

周囲の空気に迎合して招いた後悔

私には、自分でよく調べずに周りの空気に従った結果、貴重な機会を逃した苦い経験があります。大学の卒業旅行で行く筈だったヨーロッパ行きを取り止めたことです。これは後悔しています。

卒業直前の1991年2月にヨーロッパへ行く計画を立て、飛行機のチケットも手配済でした。しかしながら、折悪く湾岸戦争が緊迫化し、民間航空機を無差別攻撃するとか、中東系の移民がヨーロッパ諸国でテロを起こすとか、物騒な噂が飛び交いはじめました。

これを受けて、海外旅行をキャンセルする人が続出しました。私も一緒に行く予定だった友人と相談し、迷った末にヨーロッパ行きを断念しました。当時はインターネットもなかったし、自分で情報を調べることも難しかったので、大勢を占めていた悲観論に流されてしまいました。代わりに行った北海道一周旅行はとても楽しかったものの、ヨーロッパ旅行を楽しみにしていたので、残念でした。

結局懸念されていたような事件は起こりませんでした。旅行を強行した別の友人に聞くと、心配は全くの杞憂で、現地に自粛ムードはなく、むしろ旅行客が減って有名な観光スポットが空いて、快適な旅だったと言っていました。

卒業して会社で働き始めると、プライベートで海外旅行する意欲と機会が遠のき、初めてヨーロッパの地を踏んだ時には、30代になっていました。学生時代の若い感覚でヨーロッパを体験しておきたかった、という悔いがあります。あの多感な年頃に異国を体感しなかったことは大失敗だったと思います。

という訳で…

今回は自分なりに情報を集めて、自分なりの判断で行動することにします。私の状況判断は上述の通りです。私は非喫煙者で基礎疾患もありません。マスク装着で、大好きな青春18きっぷの旅を予定通り決行してきます。

空調の効いた鈍行列車の、景色の見える心地のいい座席に座り、気が向いた場所で途中下車して、また次の電車に乗る。私の理想の旅です。

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