見出し画像

金曜日の随筆:『ボヘミアン・ラプソディ』を(再び)観る

また運命を動かしていく金曜日が巡って来ました。2023年のWK16、卯月の参です。さて、本日は映画『ボヘミアン・ラプソディ』がテーマです。

今週の格言・名言《4/17-23》

You can find your own gifts and develop them.
自分の才能を見つけ、自分で育てる

The successful man will profit from his mistakes and try again in a different way.
成功する人は、失敗から学び、別な方法でやり直す。

Dale Carnegie businessman, writer/USA
デール・カーネギー 事業家、作家/アメリカ

クィーンに思いを馳せる週

4月17日は、クィーンの四人が初めて来日(1975/4/17)したことを記念して、『クィーンの日』と呼ばれているらしいことを知りました。今週は”Queen Week”と称して、様々な特集が組まれているようです。その一環として、金曜ロードショーで『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)が放映されるということで楽しみにしていました。公開直後に映画館で観て大感激し、その後も飛行機の国際線の往復で二度観ましたし、DVDを購入して何度も観てきたお気に入りの作品でした。

改めて観て…

あの感動からもう5年近く(2018年12月公開)も経つのか…… という感慨を持ちます。

本作は、第91回アカデミー賞で四部門を受賞し、社会現象を巻き起こしました。後に盛んに作られるようになるビッグ・アーティストの生涯を描く映画の需要を開拓し、大胆かつ効果的な描き方の原型を開拓した作品ではないでしょうか。

またこの作品は、キャスティングの妙の勝利でもあります。フレディ・マーキュリーを演じた主演のラミ・マレックが主演男優賞を受賞した他、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)、ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)、ジョン・ディーコン(ジョー・マッゼロ)のメンバーを演じた役者さん全てが似ています。

この映画のハイライトは、何と言っても1984年に行われたライブ・エイドでのライブシーンです。それ以前からライブ・パフォーマンスには定評があったフレディ・マーキュリーの、「ベスト・パフォーマンス」と語り継がれる伝説のパフォーマンスを、忠実かつ迫力満点に再現しています。(実際には、二曲カットされているのですが...)今回改めて観直して、結末はわかっているのにやっぱり感動しました。

放送時間の尺の問題もあって、私が好きだったシーンが幾つかカットされていたのは残念でしたが、映画全体で考えた場合、この圧巻のライブシーンをカットする訳にはいかないだろうなあ、と考えると、まあ止むを得ないのかな、とも思いました。

バンド=家族

このストーリーは、色んな楽しみ方ができると思うのですが、私はメンバー四人が交錯するシーンにジーンときます。

フィクションだとわかってはいるのですが、出会い/浮上/すれ違い/仲違い/再集結 が丁寧かつ効果的に描かれていて、好きなシーンばかりです。フレディが、一度は否定したバンド=家族、という考えへと回帰していく場面は、やはり何度観てもいいものだと思いました。

サポートして頂けると大変励みになります。自分の綴る文章が少しでも読んでいただける方の日々の潤いになれば嬉しいです。