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Markover 50 の読んだ本

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Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
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2024年3月の記事一覧

『アイヒマンと日本人』を読む

本日は、山崎雅弘『アイヒマンと日本人』(祥伝社新書2023)の読書感想文です。 日本人が気になる人物本書で取り上げられているオットー・アドルフ・アイヒマン(Otto Adolf Eichmann 1906/3/19-1962/6/1)は、ナチスドイツの親衛隊中佐であり、第二次世界大戦中にナチスによって遂行されたホロコーストの実務遂行において重要な役割を担ったとされる人物です。アイヒマンは、戦争犯罪者としての罪を逃れる為に偽名で潜伏していたアルゼンチンのブエノスアイレスで、1

『日本人の精神と資本主義の倫理』を読む

昨夜の時点では、アクティブな一日にすると意気込んでいましたが、ここ数週間の疲れや睡眠不足もあったのか、起きたら昼前になっていました。その現実に気持ちが萎えてしまい、そのまま家でダラダラ過ごすことに決めました。 ベットに寝転んだままamazon Prime videoで『トップガン・マーヴェリック』を観た後に手にしたのが、先週東京に出た際、神保町の古書街で購入したまま積ん読状態になっていた 波頭亮・茂木健一郎『日本人の精神と資本主義の倫理』(幻冬舎新書2007)です。読み始め