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Markover 50 の読んだ本

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Markover 50の読んできた本の読書感想文を収めています。
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2019年12月の記事一覧

『もしも一年後、この世にいないとしたら。』を読む

本日無事に51年と199日目、無職生活19日目を迎えることが出来ました。感謝! 本日の読書感想文は、清水研『もしも一年後、この世にいないといたら。』です。この本は乗っていた電車の車内広告で目にし、題名が今の自分の気持ちにばっちりと合致していて惹かれるものがあったので、その場でアマゾンに注文しました。 精神腫傷医とは?著者の清水研氏は、国立がん研究センター中央病院に精神腫傷医として勤務されている現役のお医者様です。精神腫傷医ということばは、聞いたことがありませんでした。本の

休耕する意味~『君たちの生きる社会』より

本日無事に51歳と212日目、無職32日目を迎えることが出来ました。感謝! 先日、神保町の古書街を散策していて手に入れた、伊藤光晴『君たちの生きる社会』(ちくま文庫)という本が非常に面白いです。1970年代に出た古いものですが色々と発見があります。 その本の中で、”日本の社会を考えるー欧米とのちがいのなかで”という章の「1. 風土のちがい、考え方のちがい」で紹介されている、日本の農業とヨーロッパの農業の違いを読んで思ったことを残します。 三年周期で土地を肥やすヨーロッパ