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約30年ラグビーのコーチとしての経験があり、これまで高校、大学、クラブ、スクールでの指…

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約30年ラグビーのコーチとしての経験があり、これまで高校、大学、クラブ、スクールでの指導をしてきました。太っていて足が遅くラグビーの試合についていけず泣いていた息子とラグビーコーチの父親が世界を目指す日常を子育てとコーチングの視点から記録していきます。

最近の記事

高校ラグビー(一部の)指導者達に苦言

数日後にひかえた第100回全国高校ラグビー大会ですが、数年前からTVで試合を見ていると試合中に選手のヘッドキャップが外れてプレーしているシーンをよく見かけるようになった。 よく見るとヘッドキャップのベルトを最初から締めていなかったり、試合の途中から締めていなかったり、意図的にベルトを締めていないように見える。 安全面を考慮して日本のローカルルールで、高校生まではヘッドキャップを装着することが義務付けられているのに、大切な子供達を預かっている立場の高校の指導者達は何を指導し

    • DFラインを突破する3つの方法

      これまでベクトルの理論についてお話してきましたが、今回はベクトル理論以外でDF(ディフェンス)ラインを突破する方法について、整理してみたいと思います。 突然ですが、ラグビー選手のみんなは攻撃している時にどのようにDFラインを突破しようと考えているでしょうか? 個人技でしょうか? サインプレーでしょうか? サインプレーを使ってDFをどのように突破しようと考えているのでしょうか? 第97回全国高校ラグビー準決勝(大阪桐蔭VS桐蔭学園)でロスタイムに桐蔭学園が攻撃を60Ph

      • 【もっと重要】大きなスペースの作り方

        これまでずっとラグビーはベクトルで考えると簡単に上手くなれることをお伝えしてきました。前回の記事では、未来のスペースを予測する話をお伝えしましたが、今回はその続きとなる話で、ベクトルを使ってより大きなスペースを創り出す方法を解説していきます。 今回は本当に重要です!! 【前回の復習】 ● 今あるスペースは時間の経過と共になくなる ● スペースがなくなる方向は常にベクトルと同じ方向 ● 新しくできるスペースは、ベクトルを持った相手DFの今いる位置に発生する ● 簡単にいうと相

        • 【重要】ベクトルを知れば、次にできるスペースが分かる

          前回の記事『ベクトルを知れば、相手の動きが予測できる』でベクトルとスペースの関係に少し触れましたが、今回はベクトルとスペースの関係を含めて、次にできる未来のスペースを予測することについて解説していきます。 ラグビーでは相手ディフェンス(DF)がいないスペースへ攻撃することは、攻撃を有利に進める上で重要なポイントとなります。スペースには相手DFがいないのだから、当然スペースにボールを運べば抜ける可能性が高くなります。多くの選手が相手の陣形を見て相手DFがいないスペースへ攻撃し

        高校ラグビー(一部の)指導者達に苦言

          ベクトルを知れば、相手の動きが予測できる

          突然ですが、ラグビーで相手ディフェンス(DF)の動きが予測出来たら簡単に抜けると思いませんか? 相手DFのベクトルを知れば、誰でも簡単に選手の動きが予測できるようになります。重要なことなので繰り返します。ベクトルを知れば、誰でも相手の動きが予測できます。誰でもです!! 以前ベクトルの理論のところで触れましたが、時速100km/hの車がブレーキをかけてから止まるまでの距離は凡そ84mだそうです。ラグビー選手もトップスピードで走っていると急な方向転換や急なストップができないこと

          ベクトルを知れば、相手の動きが予測できる

          ベクトルを使って相手DFをスワーブで抜く技術

          先日のラグビーの試合で右手小指の脱臼から復帰した息子(中学1年生)が、チームメイトの協力で3TRYを取ることができました。 この試合で息子は11回パスを受け取り、そのうちの5回をランで突破する判断をしたところ、3TRY、1アシスト(オフロード・パス)の成果を出すことができました。5回突破を図り、4回TRYに繋げることができたのは、ベクトル理論を知り、理論通りに実践しているからです。 その息子が最初に覚えたステップ・スキルがスワーブです。 今回は、そのスワーブの原理をベクトルを

          ベクトルを使って相手DFをスワーブで抜く技術

          相手DFに大きなベクトルを作らせる簡単な方法

          ラグビーで相手ディフェンス(DF)のベクトルを大きくすれば相手DFが行ける範囲が限定され、相手DFが届かない範囲を攻撃することで簡単に相手DFを抜くことができます。(全力で走っている選手は急に止まれないし、急に大きく角度を変えて走ることもできません。このロジックを使って簡単に抜く方法の詳細は、こちらをご確認ください。) しかし、相手DFに大きなベクトルを作らせなければ、ベクトル理論の効果を最大に活かすことはできません。 通常のディフェンス・システムであれば、ディフェンス側は

          相手DFに大きなベクトルを作らせる簡単な方法

          ステップを踏むタイミング

          今回は、ステップを踏むタイミング、相手ディフェンス(DF)との距離とアングルについてタックルエリアの説明を通してお伝えしていきます。 これまでベクトル理論を中心に解説してきましたが、このベクトル理論を使って最大の効果を引き出すためには、タックルエリアの理解が欠かせません。タックルエリアを深く理解することでステップを踏むタイミングや相手DFとの距離がわかり、相手DFを簡単に抜けるようになります。 以前、ベクトル理論で説明したように、相手ディフェンス(DF)に大きなベクトルを作

          ステップを踏むタイミング

          2対1でストレートランをする問題点

          前回の記事(2対1の成功確率を上げる簡単な方法)でストレートランの欠陥について少し触れたので、今回はそのストレートランの問題点についてもう少し詳しく解説していきます。 7人制FIJI代表の変幻自在に展開するラグビーに魅せられて、今から20年程前に1990年代前半の7人制FIJI代表の試合だけを編集した5時間の動画「ALL FIJI(オールフィジー)」を作製しました。 (後に2時間もののVol.2も作製(笑)) この時代は7人制ラグビーの王様といわれているWaisale Se

          2対1でストレートランをする問題点

          2対1の成功確率を上げる簡単な方法

          ラグビーで、相手ディフェンス(DF)のベクトルを利用すると 誰でも簡単に2対1の成功確率を上げることができます!! ※ベクトルの説明については、最初にこちらをご確認ください。 約30年にわたりコーチとして小中学生、高校生、大学生、社会人のラグビーの現場を見てきましたが、2対1に対する考え方が1つの方法論に偏っていて毎回残念に思います。実際の試合では、2対1の抜き方には複数の方法があるにもかかわらず、多くの場合、ストレートランから相手DFを引き付けてパスする方法が主流で、2対

          2対1の成功確率を上げる簡単な方法

          誰でも簡単に上手くなる秘密の方法

          ラグビーはベクトルで考えると誰でも簡単にスペースを理解できるようになります。 ここでのベクトル(矢印⇒)とは、選手のスピード(力)の大きさと方向を意味します。 大切なことなのでもう一度言います ベクトルとは、選手のスピード(力)の大きさと方向のことです。 選手が動くと必ずベクトルが発生します。ベクトルの矢印が大きければ大きいほど、選手が方向を変えたり、止まったりすることが難しくなってきます。車でいうと時速40km/hで走っている時よりも、100km/hで走っている時の方が

          誰でも簡単に上手くなる秘密の方法

          2019年の選手成績

          2019年4月から12月までの長男(中学1年生)のラグビーの試合での選手成績(PLAYER STATS)です。 各項目は、ほぼスーパーラグビーの項目に合わせて集計しています。 平均値(Ave.)は1試合当たりの数値で、1試合平均のPLAY TIMEが20分程度なので、驚異的な数値といます。 では、なぜこのような成績を残せたのでしょうか? PLAYER STATS 2019 -------------------------------------------- GAMES:

          2019年の選手成績

          一番簡単なラグビー理論(三角形理論)

          誰でも簡単にラグビーが上手くなる理論の中でも一番簡単な理論をお伝えします。 それは、「三角形の理論」 残念ながらラグビーを観ていると、足が速いのに間違っていると思うランニングコースを走っている選手がいるのが目立ちます。正しいロジックを知るだけで抜きやすい状況になるので、ご確認ください。 多くのラグビー選手が相手を抜こうとするときに、斜めに走って抜こうとしています。これは単純に下図のように三角形の斜辺となる相手DFよりも長い距離を走ることになり、相手DFが真横に移動すれば簡

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          ラグビーの指導経験を届けたい

          「誰でもラグビーが上手くなれる」方法があります! 【経歴】 1973年1月生まれ ラグビーコーチ歴30年の3児のパパ 独自のベクトル理論を使ったMarkメソッドの伝道師 ● ドラマ「スクール・ウォーズ」の影響で高校からラグビーを始める。 ● 高校は先輩、OBのシゴキの反動もあって頭を使うラグビーを追求する。 ● 大学は地方で理想的なラグビーを追求したくてラグビー部を創設。結成半年の素人チームが東日本クラブチームのチャンピオンと互角の試合をする。 ● 地元のクラブチームで指導

          ラグビーの指導経験を届けたい

          息子にかけた魔法

          小学校2年生からはじめたラグビーですが、当時の息子は太っていて足が遅く、試合をしても殆ど活躍できない状態でした。 小学校3年生になると更に体重が増え、試合でボールを触ることも難しくなっていました。チームメイトからは「お前のせいで負けた!」と言われて泣いていたのを覚えています。 夏合宿が終わり息子を迎えに行くと、顔を見た瞬間に大泣きして合宿で何かあったとすぐに察し、話を聞いてみるとラグビーが上手な子たちにお風呂に閉じ込められたと話してくれました。ここから息子と父の本気のラグ

          息子にかけた魔法

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          Leon Miyoshi U13 Rugby Beast!! #6

          中学1年生の息子のラグビーのダイジェスト動画

          Leon Miyoshi U13 Rugby Beast!! #6

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