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独りと仲間

何も否定せず 弱さと強さを自覚し、
継ぎ合う宿命と 多様性の中に押し込められた自らの機能障害に孤独に生きる。

孤独さゆえに これが…と言わんばかりにポーズをとることもある。
それが「尖る」なのか「開き直る」なのか「あけすけになる」なのか「表現する」なのか「バカ正直になる」なのか。
様々な既知の言葉が己という観客の中にいるようだ。

だけどとにかく笑っていよう。後ろで人を殺してしまったとしても、、、


「社会に生きたい」 という思いを一度振り落として
思い切って自己の旅路をふり返れば
暗いミドロの宇宙自然の中に自分はどうしようもなく生かされていることに気づき、 絶望する。

携行用のゼロを拡げて腰をおろす。
ゼロはゼロ。マイナスに沈みゆくことはできず
しばし、しばしと天を仰ぎ……

星のチラつきに疲れて山の全景が視界に入る。
そして山の峠をまたありんこのように行くことを思いついて
極小の歩幅で歩き出すのだ。
遠い山の向こうに、「ああ、村があるといいな」などと思いながら。
心に宿った火は、
「あつあつのスープを照らすための」ただの一本のろうそくの火である。


他人のする世の憂いも
他人の同情も
本当にいらぬものだ。
私に向けるな、そんなモロいものを。
ただあなたも笑ってくれ。
あなたはあなたを生きて、私の仲間となってくれ。
世の憂いも同情も交えぬ流し目が、
全てのものを自由にさせる愛のまなざしとなることを
知りなさい。

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