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夏の音

前回、「夏の匂い」について書きました。
今回は「夏の音」について書きます。

私にとっての「夏の音」とは?それは

「ヒグラシのカナカナ」
「風鈴のチリンチリン」

です!私は山間部に住んでいるので、セミの声には事欠かないのですが、中でもヒグラシの声は最高です。

夏、仕事が早く終わった時はさっさと家に帰り、風呂に入ります。
7時前までは充分に明るい時期ですが、それでも昼間とは違う。太陽には充分に角度がついて、斜めからの光が差し込み、夕方の雰囲気が出てきます。この辺の雰囲気は町中ではなかなか味わえないと思います。

この雰囲気の中、ヒグラシの大合唱を聞きながら湯船に浸かるのが最高なんですね。

ゆったりと足を伸ばし、湯船のへりに頭を持たれかけさせて目を閉じる。大合唱の隙間にTVの音が入ってきて(それは笑い声だったり野球の歓声だったりする)、ああ、この時間に風呂に入れる幸せよ、としみじみとリラックスの境地に達するのです。

若い時は朝から深夜まで仕事をしていました。夕方に現場から会社への帰り道、車を運転しながら見る、家路につくサラリーマンや学生などがどれだけ羨ましかった事か!

今の仕事は、5時に帰る事は充分可能なので風呂に入るたびに昔の事を思い出すのです。

もう一つの「風鈴のチリンチリン」

この音はセミの声の次にメジャーな夏の音ですね。誰もが夏を感じると思います。
中でも南部鉄でできた風鈴が最高ですね。ガラスのカラコロといった音もいいのですが、やはり南部鉄のチリンチリンには敵いません。

小学生の夏休み、涼しい風がそよそよと入ってくる部屋で、風鈴の音を聴きながら「夏の友」をやっていたのを思い出します。
「夏の友」覚えてますか?私と同年代の人ならわかると思います。そんなに分厚くもなく、最初はめちゃくちゃやる気で取り組むのですが、まあ、休みの最終日前に終わった事は6年間とうとうなかったです。(笑)

さて、音に関しては誰もが感じるメジャーな2つの音でしたが、皆さんはどうでしょうか?

まだまだ暑い日々は続きそうですね。




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