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2021年の米作り~過去の振り返り~

米作りをさせていただくようになって、今年で4年目になります。米作り4年生!今までをざっくり振り返ってみると・・・

1年生・・・キヌヒカリを栽培。ビギナーズラックで収穫もまぁまぁ。何かと楽しい思い出ばかりで、米作りは楽しい!とインプットされた。

2年生・・・キヌヒカリを栽培。前年とは比べ物にならない稗の量に、、、収量は惨敗・・・。米作りを甘くみてたと反省。

3年生・・・キヌヒカリ&コシヒカリを栽培。去年よりは何とか巻き返したものの・・・収量は目標には届かず。初めての種籾からの挑戦だったけど、失敗。コロナで薬草日和が開催できず、稗取り等の作業がスタッフのみ。少し寂しい活動だった。

とまぁ、こんな感じできた過去3年の米作り。

1年目から「無農薬、無化学肥料、除草剤不使用」の米作りをしています。非農家の私が、全く現実を知らずに掲げた理想の農業スタイルだったから。どうせするなら自分のやりたいスタイルの農業をしたい・・・その思いをオーナーに話したら、すんなりOKをくれたのです。

でもこのスタイルの米作りをしたい!とスタッフや村の農家さんに話したときは「んなもんできるか!米作りを甘くみすぎや!」とまず言われました。予想通りの反応・・・。それでも従来通りの米作りなら私がする意味がないと思い、「このスタイルでやりたいんだ、、」と話したところ、今は亡き村の農家さんは、「あほか。」と私に言いながらも、「この道具で除草するんや。」「いろんな田んぼがあるから見に行こう。」と米作りの現場に連れてってくれたりと、今思えば彼なりの応援?をしてくれた。この写真は、稲刈り後の田んぼの説明をしてくれたときのもの。懐かしいなぁ。

スタート時から3年間、スタッフとして引っ張ってくれていた村の農家さんも、私のわがままを我慢強くきいてくれていた。本当にありがたかった。いろんなことを教えてくれた。過去3年の米作りは、いろんな思い出とともに私の中でとても大切な3年間になっている。

米作り4年生となった今年は、第2章に入ったといえる。というのも、今までとはガラッと違うスタイルでの米作りになるからだ。「無農薬、無化学肥料、除草剤不使用」のスタイルは変わらない。何が変わるかといえば、簡単にいうと【昔ながらの米作り】という要素が少し加わる。

一番大きな変化は、私がずっとやりたかった「はざかけ」ができること。あの天日干しの風景。ずっと憧れていた風景なんです。

米作りは一人では取り組めない。できるかもしれないけど、私がやりたい米作りは一人でする米作りではない。誰かと協力しあって・・・それは近隣の農家さんだったり、村人や地域の人だったり。私の場合は、現時点では職場のスタッフと協力しあって、ということになる。将来的には、村の農家さんや新規就農したいという人が舞い込んでくれるといいのだけど。はざかけって、そんな風に誰かと協力して米作りをする象徴だと思うんですよね。そして風景づくりが町づくりにつながると思ってる。もちろん天日干しすることで味もおいしくなるというし!

古き良き日本の原風景をよみがえらせたい。棚田に黄金色の稲穂が稲木にかけられている風景が、日本のいろんな地域でごく普通に見られるようになれば・・・・。その過程で人とのつながりができ、農法が見直され、食への安全、味へのこだわり・・そんなことにつながっていくと思うのです。米作りからの食育。簡単なことではないからこそ、挑戦してみたい。

4年生となる今年は、ようやくそんな米作りへのスタートラインに立てた年。まだスタートラインに立っただけだから、実際米作りが始めってからの課題は山積だけど、やるのみ!!です。

今年の米作りの記録をこのnoteに記録していこうと思っています。

今日はまず過去の振り返りです。

いよいよ20日に種まきをしますので、またそんなことも書いていきますね。

秋においしいお米を食べている報告ができるといいな。そんなことを目標に!

ではでは。


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