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野帳HACK その3:野帳を合本する(後編)

わたしの野帳の使い方紹介 その3は
「野帳を合本する」です。今回は後編で、どうやって合本するかをご紹介します。

(前編はこちら)

使用するもの


はさみ
(カッターナイフもあれば便利)

スティック糊
(強力タイプで、色付きのものがおすすめ)

製本テープ

ステップ1)表紙をカットする

表紙をめくって、表紙とページ部分の境目を切ります。できるだけページ部分ぎりぎりを切りましょう。カッターがあると切りやすいです。

この時、1冊目の裏表紙、2冊目のおもて表紙を切るようにします。

↑1冊目の最後のところ

↑2冊目の最初のところ

この後、表紙を切り離してしまいます。ページ側に、背表紙にあたる、緑色の薄い紙がたくさん残るように切ってください。合本した時に、残しておいた緑色の部分が背表紙の役目をします。

こんな感じ

↑切る時にカッターを使ったら、ちょっと切りすぎてしまいました。

ステップ2)糊で貼り合わせる

どちらの野帳も、片面は表紙、もう一面は白い紙という形になっています。

糊をしっかり塗って貼り合わせましょう。
糊は、これくらい塗るといいでしょう。

ずれないように気をつけつつ、位置をそろえて貼り合わせます。

貼り合わせたものを上から見るとこんな感じ。

背表紙のところはこんな感じ


↑今回はちょっと失敗して、白い部分が見えていますが、背表紙の紙が重なるようにできるときれいです。

ステップ3)製本テープを貼る

このままだと背中の部分がぼろぼろですし、剥がれやすい状態です。
しっかり留めるため、また、背表紙をきれいにするために、「製本テープ」を使います。
以前は100均でも売られていましたが、最近は見かけませんので、文房具屋さんで入手してください。
ちょうど、野帳の色に近いものがあったので愛用しています。筋のような模様があって、野帳の表紙の雰囲気に合っています。

製本テープを野帳のサイズに合わせて切りましょう。製本テープの裏にはラインが印刷されているので、野帳のサイズに合わせて簡単にカットできます。

元の背表紙を生かすことを意識しつつ、製本テープをきれいに貼りましょう。

これで2冊の野帳を合本することができました!

要らなくなった表紙の部分と、完成した合本野帳です。

さいごに

野帳の合本の仕方をご紹介しました。

野帳のヘビーユーザのわたしは以前、うすい野帳がどんどん増えて困ったことがありました。

ネットで見ると、山登り系の方が「使い終わった野帳を合本している」と書いておられて、"それいいな!"と思いました。でも、その方は合本の方法は書いておられなくて、、、

製本を趣味でしている人のホームページを見て、"難しそう。こんなのできないな"と思いました。

それからしばらくして、ふと思ったんです。

"これ、表紙を切って、白いところ同士を貼り合わせたらどうだろう。簡易的だけど合本できるんじゃないかしら。"

やってみたら大正解。

それ以来、何十冊も合本してきました。

最初の頃は製本テープの存在も知らないので、布のガムテープで背表紙のところを貼ったりして、、、。正直、あまり美しくなかったですね。

それから野帳に、自分でカバーを付けるようになりました。そうすれば、ガムテープが見えなくなりますし、野帳を探すときも、"ええと、あれは確か、熊の絵がついた野帳に書いたはず" など、探しやすくなります。

次回の野帳HACKは「表紙を作る」で行こうと思います。
(→記事書きました!
  こちらです)

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。`・ω・´

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