発達障害が血液型くらいに感じられる世界
Facebookの個人ページにアスペルガーの記事を書いたら、思った以上に多くの反応をいただきました。
びっくりしたと同時にとても嬉しかったです。
それで、もっと広いひとたちにわたしの声を届けることで、発達障害への不安や偏見が少なくなっていけばいいなと思って、noteでエッセイを書き始めることにしました。
中には、そんなパーソナルな話題、SNSでしちゃっていいの?って不安になった方もいるかもしれません。
でも、わたしにとっては、自分がアスペルガーであることを告白することは、血液型をおしえるくらいのレベルなんです。
いつかそのうち、わたしだけじゃなく、多くの人にとって、発達障害が血液型くらいもっと身近なものになって、冗談がいいあえたりできる世の中になるんじゃないかって思っています。
「なんだ〜お前AB型かよ〜!笑!どうりで変わってるわ〜!天才肌か〜!」ってくらいに。
「なんだ〜お前ADかよ〜。部屋片付けるの手伝うわ〜。」くらいに。笑
血液型も性格診断とかするけど、そんなにマジに受け取らないですよね。
傾向はあるとしても、それで敬遠したりしないじゃないですか。
そんな感じになるんじゃないかと。
「障害」っていう表現すら変わるんじゃないかと。
実際、恵まれたことに、わたしの周りのコミュニティーでは、その段階にきていて。発達障害を血液型よりも身近な話題として話しています。オープンでいいからこそ、とても気が楽です。
だから、知らない人にとっても、そのくらい気軽な存在になれたらいいなと思います。
アスペルガーに関しても、たくさんの本がでてるし、テレビ特集にもなるし、わざわざ私がここに書かなくてもいいのかもしれません。
だけど、やっぱり私の言葉だからこそ、身近に感じたり、触れたりしてくれる人もいるのかもしれないなと思って。
そんなひとに伝えていくことで、私だけじゃなく、すべての発達障害を抱えているひとたちが生きやすい世の中に少しずつでもなっていくんじゃないかと思って、エッセイを書くことにしました。
もちろん、ひとえにアスペルガーといっても、症状も重さもひとそれぞれです。本当に当事者毎に、特性の現れ方が違うとおもいます。
なので、わたしがここに書くことは、あくまで、わたしの個人的な体験であって、一般論とは違う場合もあることを理解していただきたいのです。
他のアスパーガールを傷つけることだけはしたくないので、ここに書いてあるからといって、他の当事者の方もそうだと、決して決めつけるようなことはしないでください。
それに、わたしのここに書く体験が、すべてアスペルガーの特性の影響である保障もありません。
アスペルガー以外の性格の問題、育ってきた環境の問題、他にも考えられることはたくさんあると思います。
わたしは発達障害の専門家ではありません。
ただのいち当事者です。
だから、ここにある文章はすべて、『わたしが、「これってアスペルガーのせいだったのかな?」と思った』という基準で書いてあることを理解していただけると幸いです。
多くのアスパーガールが、まいにちを楽しめる日がくることを願って。
2016.12.20 まいにちアスパーガール!
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