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ピアノ小品を愛す

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小さくとも純度の高い、素敵なピアノ作品を紹介します。レスナーの立場から、初心者〜中級者でも弾く事が出来るものをセレクトしましたが、その芸術的価値は無限!私たちを音楽の喜びで満たし…
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2・2・3で分割する7/8拍子は、バルカン半島一帯からブルガリア、ルーマニア、トルコにまでみられる舞曲のリズム。エキゾチックでかっこいい!

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個人的に、この曲にはジャズを感じます。右手がC♯ドリア旋法、左手がDドリア旋法、その重ね合わせが緊張感があって素敵。終わり方もjazzy…。ミクロコスモスは作曲の勉強にもなるから、近代音楽が好きな人にはおすすめです!

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バルトークの曲はリズムがおもしろい!旋律も民謡的で、気取りのない日常の喜びが伝わってきます。

ミニヨン

ロベルト・シューマン

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「ミニヨン」は、文豪ゲーテの作品に登場する、謎めいた神秘性を持つ少女。不幸な境遇ながら、音楽や踊りに異常なまでの感性を示します。この作品には、シューマンが大切な人にだけそっと自分の秘密をうちあけたかのような「親密性」があって、胸がしめつけられます。「ミニヨン」に自分の孤独な魂の歌をたくしたのかな?

刈入れ人の歌

ロベルト・シューマン

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風にそよぐ小麦畑の平和な風景が目に浮かびます。中間部は収穫の喜びを表現しているよう。

シューマンのピアノ小品が大好きです。「こどもの情景」は、「大人からみた、こどもの世界への憧れ・回想」。この曲を弾くと、乗り物のおもちゃにまたがり、やんちゃしていた息子の幼い頃を思いだします。