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マリ真理学別冊  お金の巻

 この小冊子では、大切なお金の話をしたいと思います。

 お金がない世界になったらどうする?

 私にとってのお金の必要性は、正直なところ、生きていけて好きなことができれば、それでいいと思っています。お金のことに頭を取られるのが嫌なのです。で、実際、私の生活は、ほとんどお金の計算をしなくてもいい様になっていて、必要な時には、ちゃんとお金はやってきます。それは、自分がそれを自分に許可しているからですね(マリ真理学本編を参考にしてね😉)。
 でも、もちろん、この物質世界で、完全に不安がないこともないし、お金がいっぱいあったらいいな、と思わないでもありません。それは、自分の中をしっかり見続けていく事が大事だと思っています。

 さて、自分はそんな感じなのですが、実際、お金があることによって、世の中では、大事な物事が見えなくなっていたり、人と人との不和が起きたり、人類の進歩が妨げられている様に見えることも多々あるのに、なんでお金ってあるんだろうと不思議に思ってきました。もちろん、交換ツールという役割があるのはわかります。でも、本当にお金がないと流通に問題が生じるのでしょうか。

 ちょっとお金がなくなったらどうなるかシミュレーションしてみましょう。

 例えば、たった今、お金がこの世からなくなったとしたら。。。

 たいへんだ!
 交通機関も動かないし、
 電気も来なくなる、
 スーパーも閉鎖!

と思われるかもしれません。でも、よーく考えてみてください。人々が毎日やっていることをそのまま続けて、社会のニーズを満たし続けて行ったら、どうでしょう。世の中は全く変わらないはずです。
 食糧生産している人はそのまま続けて、バスの運転手さんも、お店の店員さんも、お医者さんも、発電所の職員も毎日同じ様に働いていたら、何も変わりませんよね。みんな社会のニーズに応えるために働いているわけで、それを普通に続けていたら、今のままの日々が続くだけです。
 スーパーには食べ物が運ばれて来ますし、人々は必要な分をいただくだけです。たくさん持ち出す必要もありません。早い者勝ち、とかはあるかもしれませんが、本当に必要なものを必要なだけいただくのでしたら物は足りているはずですし、足りなかったら生産量を見直せばいいのです。その為の技術はすでに人類は獲得しています。

 そして、大事なことですが、お金に関わる職業の人は、やる事がなくなり、お金に関わる人たちがやることがなくなると人的リソースが大量に放出されます。会社の中の会計さんも銀行員も証券マンも保険屋さんも税務署の方も全員自由です。つまり彼らの仕事は生活に必要な要素、衣食住遊には関係ないのです。

 お金に関わっていた人たちは仕事がなくなるので、自由になって、タダでなんでも手に入ってズルい、と思いますか?
 でも、よく考えてみてください。そういう方々も最初はヒマでいいなあ、と思うかもしれませんが、そのうち、やる事がない、人の役に立てない、感謝もされない日々がやって来ます。毎日食っちゃ寝で太っていって、遊び暮らすにも飽きるでしょう。なんのために自分が存在しているのかわからなくなるかもしれません。もちろん楽しむため、というのもあると思いますが、どんな遊びでも旅行をしまくっても、必ず飽きて、物足りなくなると思います。だんだん人の役に立つことによって得られていた、人とのつながりが懐かしいと思うかもしれません。
 それ以前に、全員が働かなくなったら、食べるものはないわ、遊ぶにしても交通機関は動かないわ、どうしようもなくなります。そうすると、全員がなんらかの仕事をしないと立ち行かなくなります。ということは、今と変わらない世界になりますね。
 

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