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映画トノバンから学ぶこと

奇跡に向かう歩みの具体的な第一歩を踏み出すつもりで、トノバン、見てきた。

ちょっと、いろいろ考えさせられて、
頭が飽和状態だけど、
整理しておかなきゃ。


パンフレット、ソールドアウト🥲


まず、私のよく知らない1970年代。
そう、佐野元春さんがデビューする前の時代だから。

その時代の音楽界を牽引した1人、加藤和彦さん。

その才能と、人を惹きつける力とで、
日本の音楽界のアーティストのほぼ頂点に立ち、
たくさんの人と親交していた。

表に出るのは、加藤和彦さん、
フォーク・クルセーダーズ、
サディスティック・ミカ・バンドの、
ミュージシャンの方々だったかもしれないけど、

音楽プロデューサー、
ミキシングエンジニアなど、
彼らの活動を支えたり見守ったりしていた、
表舞台に出てこなかった人がたくさんいたことにまず、驚く。

佐野元春さんは、意外と、自身で、
ミキシングエンジニアの吉野金次さんを讃え、
金次さんがいなければサムディはなかったなどと公言し、一緒にやってきている人はバンドメンバー以外でも、極力その名を紹介する人ではあるけれど、

まだ、才能はあっでも自身は無名のままでいながら、佐野さんを支えてきている人っているんだろう。
ああ私も、そんな1人になりたかったな、才能があったらな、と、つい、思ってしまった、、。

話は戻って、、、

そして、ここには、愛があった。

無名のまま加藤さんを支えてきた人も、
名の知れている加藤さんと親交のあったひとも、
加藤さんに対するリスペクトと愛があることが感じられた。

やっぱり、人は、支えてくれるひとが、必要だ。
ああ、私はひとりぼっちで大丈夫なんだろうかなあ。。

これもまた今は横に置いて。

こんなに栄華を極めた人なのに、
最初の奥さんのミカさんは、
かの有名になったサディスティック・ミカ・バンドのボーカルでありながら、

イギリスがどこかへ行ったときに、
ビートルズのプロデューサーもしていた、クリス・トーマスさんと恋仲に落ちたことで、

加藤さんの元には戻らなかったんですね。

かとうさんは、どんなに、辛く、悲しかったことでしょう。

それでも、ミカさんのボーカルは、映像で振り返っても、とても素敵で、 


ミカさんが加藤さんの元を失踪したことが原因でサディスティック・ミカ・バンドが、
解散したのは、残念なことだったなと思う。

(クリスとミカさんも遠からず破局するわけで、こんなに一流人たちにも、いろいろあるんですね)

でも、ミカさんがいなくなってほどなくして、
加藤さんは、すでにアーティストさんたちに、たくさんの楽曲を提供していた、先輩格の安井かずみさんと結ばれたんですね。

竹内まりやさんのこれも、安井かずみさん!!

だけど、加藤さんより8歳年上だったかずみさん、55さい、加藤さんが47歳の時に、がんで亡くなってしまわれる。。

その一年前に、ご夫妻で、キリスト教の信仰を持ち、プロテスタント教会で2人で洗礼を受けていたのは、あとで調べて知って驚く。

かずみさんのwikipediaに、配偶者とともに洗礼を受けたとあったけど、その時の配偶者は加藤和彦さんだものね。。
これはちょっとびっくり。。

たくさんの人に歌詞を提供した安井かずみさん。きれいな方ですね、、


その後、加藤和彦さんは、
再び再婚、そして離婚。。

そして、その最期、
創作意欲もなくし、
音楽なんて何も役に立たないみたいな遺書を残して、自死という形でこの世を去ってしまう。

意外と、一流を極める人たちは、
精神的に病んでしまうことも多いのかも知れない。
最期のなくなり方は、自死と言われてるけど、
きっと、うつ病の症状としての自死だから、
本当の意味での自死ではないんだと私は思う。

サディスティック・ミカ・バンドの、最初のドラマーはつのだ⭐︎ひろさんだったんだね。
実は高校の先輩のおじさまにあたる方。

その後、小原礼さんがドラマーとして入るけど、
小原礼さんといえば、尾崎亜美さんのご主人さんで、
最近では、小坂忠さんの孫のレインちゃんをボーカルに迎えての、SKYEのメンバーにもなってる。(ちなみに、スカイちゃんも小坂忠さんのお孫さん。10代で希少がんと闘い、でもたくさんの笑顔と素敵な歌声を遺して、すでに天国にいる…)

つまり、小原礼さんからの小坂忠さんからの、

佐野元春さん、と、繋がってくる…そんな世界でもありました。

私から見たら、
無名であっても加藤和彦さんとかかわっているミキシングエンジニアや、音楽プロデューサーの仕事をしてる方々ってすごいと思う。
彼らの1人が、加藤和彦さんが、安井かずみさんのもとに身を寄せた時、
手の届かない人になっちゃったなあと思ったって話してたけど、
私からすれば、加藤和彦さんと公私共にかかわり、近しかったというだけで、その人だって手の届かない人だ。

言えることは、
やっぱり、道を究めている人の生き様からは、その最後が表面的には自死だとしても、学ぶことがたくさんあるということ。
愛の世界の中に生きた証が見えるからね…

その学びが、これからの奇跡の起爆剤に、私がしていけたら、

加藤さんはじめ、高橋幸宏さんも坂本龍一さんも喜んでくれるかな。。

そして私は、いつか無名なまま、佐野元春さんを支える人になりたいな。なれるかな。

そのためには、自力で65歳以降も極貧生活にならないように…奇跡を起こすために、学び続けるしかないのだ。

佐野元春さんのツアーが始まる前夜に記す。


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