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dyson:妥協の無い技術開発

推したい会社、それはdysonです。
2005年頃でしたか、ピンクの普通紙に黒い文字だけで製品が紹介されているチラシが、何かのDMの封筒に「ついでに」と言う感じで入っていました。商品の写真など無く、広告とも言えないただの紙切れでした。
しかし、そこに、「フィルターの要らない掃除機、サイクロン」と書いてありました。
「フィルター無し」、「サイクロン」と言う2つの言葉で、僕は何故か全てを理解しました。「これは、多分掃除機の最終兵器だ」とインスピレーションがありました。
価格は忘れましたが、掃除機にしては高価でしたが3階建ての家でしたので2台注文しました。届いた商品を見て驚きました、構造までは予想できませんでしたので具体的にどんな形態か全く予想は出来ませんが、遠心力で可能な限り塵埃を掴むのだろうと予想していました。そしてその通りの商品でした。
広告の文字通り、吸引力が下がる理由がないのです。
それ以来、dysonのファンになり、6台の掃除機、温風+扇風機も2台、dysonで選べる標品は全てdysonで、後悔することはありませんでした。
今年の4月だったか、dysonのイベント招かれて参加しました。
お土産に社長ジェームスダイソン氏の著書「インベンション」をいただき、読ませていただきましたが、商品開発の責任者はこんな方だろうと最初の商品を購入したときに、イメージした通りの方でした。素晴らしい団体です。

抽選でいただけませんでしたが、そのイベントで更に素晴らしいアイディアを頂きました。dysonでは、全社員に特別性の黒いノートが渡されるのだそうです。そのノートは、アイディアが閃いた時にそれを記述して残すためのもので、技術系の職場の方だけではなく、全員が対象だと言うことでした。ノートには日付を入れて図が必要ならスケッチを書いて、文章も入れて、自分のアイディアとして記録させるそうです。その後の詳細は説明がありませんでしたが、アイデアを出した人を称賛するプロセスがあるのだろうと容易に想定できます。
自分も、日頃アイディアを大事にしたいと思っていましたが、dysonは「アイディアが宝だ」と言う哲学で立ち上がった組織であり、社員の能力と喜びを最大限引き出し、そして、社会貢献する理想的な組織のあり方の1つを実践していると感じました。
サイクロン掃除機の特許が切れた時、間違いなく世の中の掃除機は全てサイクロンになるでしょう。

また、会社と言わず、今後自分が組織を作る機会があるとすれば、アイディア創出に高いインセンティブを設定した組織を作りたいと確信しました。

#推したい会社

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