見出し画像

自粛生活note 2020/5/5

今日は子どもの日。散歩していたらあるお家で鯉のぼりが泳いでいた。いいよね。自粛生活の中でも、気に留めておけば、ちゃんと季節や行事を感じられる。場所や時間を気にしなくてもいい生活が始まってもう1ヶ月以上経つわけで。

今日は誰々の誕生日だ、って気付いたら、「オンラインでお祝いしちゃおう」なんて考えが当たり前になってきた。誰々に会いたいな、って思ってたら、「ZOOMしよ!」って気軽に声をかけられるようになってきた。

ひとつのことが動き出したら、大きな時計台の中の歯車たちが順番に回っていくかのように、ふたつみっつと連鎖していく。最初は内輪でオンライン飲み会していただけなのに、気付いたら、インスタライブを始めていて、さらにオンライン芝居を作ることになって、YouTubeとかにアップするようになっていく。

不思議と(いや当然ながら?)自分発信じゃなくて。有難いことに誰かに声を掛けてもらって、一緒にやってくれる仲間がいて、行動が起こせている。こういう環境の中で、受け身で流されるタイプなんだと自分を再認識した。

自粛期間は思いもよらなかった自分と出会える。あれだけやりたかったゲームを時間があるのにしなかったり、お酒を飲まなくても平気だったり、スムージーにハマったり、意外と規則正しい生活をしていたり・・・自分が思っていた姿と、140度くらい違う。こんな生活が最低でもあと1ヶ月は続くだろうし、その先だって「ホラ、元通り!」にはならないだろうから、その140度くらい違った姿で生きていくわけで。そうなるともうそれがわたしの姿ってことになるし、きっと世の中もこれから先違った姿で進んでいくんだと思う。

仕事もミーティングも、飲み会もパーティも、みんなで集まって同じ空間で行うのが当たり前だったけれど、オンラインで行うようになった。そしてそれになんの不都合もなくて、むしろ効率よくて経済的で、自由で開放的だと知った。例えば、仕事の打ち合わせが20:00に終わっても、20:01から飲み会を始められる、オンラインなら。終電も気にしなくていいし、お勘定のワリカン計算もいらない。

自由だ!!

でも、やはり。

対面の良さはある。細かい表情の動きとか、間とか、呼吸とか、温度とか。画面越しには伝わらないことがたくさんある。人と(特に親しい人と)触れ合わなくなって、心のどこかではさみしい。それを求めている。今は自粛とさみしさと共存して、やがてやってくる本当の自由な時間を誰とどう過ごすか考えよう。

トップ写真:ある屋上からの東京タワー。
東京タワーを見ると、東京にいるんだなぁと実感する。たぶんスカイツリーよりもそう思う。わたし東京タワー派なんだろうな。だって、オブジェも持ってるし。(左は上海の東方明珠電視塔)

画像1


クリエイトすることを続けていくための寄付をお願いします。 投げ銭でも具体的な応援でも、どんな定義でも構いません。 それさえあれば、わたしはクリエイターとして生きていけると思います!