【2021/11/10】広島風

大学時代、広島に４年住んだ身としては、”広島風”お好み焼きと言われると、「いやいやお好み焼きですよ」と思ってしまう。しかしわたしは関西にも１０年住んでいたので、関西のお好み焼きもお好み焼きである。どちらも美味しくて、どちらも大好きだ。

家の近くにずっと行きたかった”広島風”お好み焼きのお店があって、広島時代の先輩が遊びに来たので行ってみることにした。

東京で、広島時代の先輩と、広島風お好み焼きを食べる。何だか不思議な組み合わせ。

だけど昔話をするではなく、お互いの状況やこれからを色々と語り合って、「いいね～」とか「やるやん！」とか盛り上がって、でも口にしているのは広島時代に飽きるほど食べたお好み焼き。

「大学時代に戻ったみたぁ～い」とか言いたいところだけど、お互いにちゃんと年を取って、シワも増えて、色んな荒波乗り越えてて、大学時代には全然戻らなくて、現実を生きながらも、まだ夢や目標を持ってて、負けないぜって思えるような話を終始していた。

大学卒業して１７年経ったらしいから、そりゃそうかって話だ。

簡単に大学時代になんて戻れない。たった４年しか過ごしてないし、卒業してからの人生の方が何倍も大変だったし、何倍も楽しかった。でも大学時代があるから今がある。結局そこで出会った人が今のわたしをつくっているし、今も支えてくれている。

広島風お好み焼き。

最後の晩餐の候補に入れておこう。