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nikki 2019/5/24 いつの間にか

東京(関東)に来て、1年が過ぎていた。1年前のブログやFacebookを見返しながら、関西にいた10年間でどれだけの方々に支えてられていたか、あらためて実感した。

関西にやって来た頃。2008年。幼なじみひとり以外、友達がいなかった。やけくそで習い始めたダンスで、一生の友達を得た。今でも私を応援してくれる大切な友達。

松竹芸能に入って、森脇健児さんに出会った。当時、仕事も何にもなかった私。森脇健児陸上部女子部と名付けられたマラソンチームに入れてもらった。そこで部活動みたいなノリで付き合える仲間を得た。一緒に辛いことを乗り越えて、楽しいことを共有して、ケンカして、笑い合って、かけがえのない存在になった。そして、森脇さんを応援するファンの方々が、私たちの応援もしてくれるようになった。父・母・兄・姉のような人たちが一気に出来た。たくさんの時間を共に走って過ごした。

時を同じくして、紅壱子(萬子)さんに出会った。松竹芸能の俳優部のレッスンを受け持っていて、そのクラスに参加していたからだ。この人に一目置かれる存在になりたいと授業に必死で食らいついた。当時チャレンジしていたお笑いのネタも見てもらった。気が付いたら一緒にいることが多くなり、たくさんのことを学ばせてもらった。そして遂に、念願の紅さんの劇団の舞台に立つことができた。同じクラスにいたライバルであり、信頼できる役者である仲間も一緒に。

2011年。ヴィッセル神戸のラジオ番組を担当させてもらえることになった。記者の皆さんやサポーターさんに支えてもらい、6年間もやらせてもらった。同時にその皆さんは、私の舞台やイベントのお客さんにもなってくれた。SNSを見返したら、たくさんのサポーターさんが観劇に来てくれていた。私のサポーターにもなってくれたのだ。先に書いた森脇さんファンの皆さんも、同じように応援に駆けつけてくれた。

そんな素晴らしい環境を手放してまで、私は東京にやってきた。恩返しになるような活躍がしたい。みんなに喜んでもらえるような活動がしたい。でも、もう1年経ってしまった。思うようには事は進まない。悔しさ、焦り、と同時に、仕方ないと思う気持ち。まだ1年だもん。誰かはそう言ってくれるだろう。自分もどこかでそう思っている。だが果たしてそうだろうか。1年でも結果は出せる。出せなくても、出せる準備が出来ているか。今本当に自分がやりたいことは何だろうか。

自問自答。

でも一つだけ出ている答えがある。

(まだ)続けるということ。私は(まだ)辞めない。

(まだ)自分を信じているから。

(まだ)はいつまで続くか分からない。たぶん、自分を信じられなくなったとき(この世界で生き抜いていくことに於いて)、私は違う人生を歩み始めるのだと思う。でもそれは不幸せじゃないとも思う。私が選んだ道だから。

いつの間にか、道に迷っていることもある。

いつの間にか、たどり着くこともある。

いつの間にか、幸せになる。

いつの間にか、夏になってるね。

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