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nikki 2019/5/17 技術の集結

天気のいい金曜日。
ずっと行きたいと思っていた場所へ訪れることが出来た。
関東に来て、ちょうど1年。
まだ足を踏み入れていない未開の地がたくさんある。

そう。私はコロンブス。
アメリカをインドと間違えちゃうけど。

と言うわけで、
行ってきましたチームラボプラネッツ。

CMでもバンバンやっていたし、
昔からこの手の体験型アトラクション(アート)は大好き。
でも実は、何をどう楽しむかは全く分かっていなかったり。

(今更だけど)チームラボとは
アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団。

ウルトラテクノロジスト、だって。
もう名前だけで、「そこ入りたいんですけど!」ってなるし。

施設の説明は省くけれど、とにかく楽しい!
五感の「視覚」「聴覚」「触覚」を最大限に使いながら
自分も作品の中に入り込んだり、関わったりできる空間。

やっぱり人間の「色彩」に対するインパクトは大きくて
だからこそ「インスタ映え」が生まれたんだなとここに来て思った。

色、色、色・・・

色がたくさんあれば、人って感動できるんじゃないかって。
そうなるための仕組みが、ウルトラテクノロジスト集団によって
作られているのは重々承知してはいるんだけど、
意外と人間の脳っていうのは単純なのかもしれないな、と。

チームラボの技術に感動した後に向かったのは明治座。
最先端から、伝統芸能が行われる歴史ある場所にトリップ。
とは言っても、今の明治座はビルの中にある劇場だから
その風格は影を潜め、近代的な劇場になっている。

友人が出演する、こちらも歴史ある作品「細雪」を観劇。

舞台も、チームラボと同じく、技術の集結と言っていい。
音響、照明、舞台装置、早着替え、など、
それぞれの分野のスペシャリストがいるからこそ成り立つ。
役者だけが作れるものではない。

そして驚いたことに、友人曰く、
細雪の舞台転換にチームラボが入っているとのこと。

舞台転換、つまり、舞台セットを変えるときに
黒い暗転幕を下ろし、お客さんに見えないようにするけど
細雪ではその暗転幕が紗幕(メッシュ)になっており、
そこに映像を映すという演出を用いていた。
メッシュなので少しだけ舞台上の転換の動きも見えて
のぞき見している気分で楽しめる。
また、映像は大きく動くわけではないけど、
毎回少しずつデザインや映し方が違い、綺麗だった。
その映像をチームラボが担当していたという。

舞台も進化している。
プロジェクションマッピングを使った舞台も増え
チームラボのある豊洲には客席が360度回転する劇場もある。
技術は前へ前へ、知らない内に遠くへ行く。

私、全然追いついていない・・・。
万が一、その技術や劇場を使うことがあったら、
その魅力を生かすことが出来ないだろうと思う。
いや、そんな心配しなくてもいいんだろうけど、
モノづくりをする人間として、
知識を吸収し、技術を生かす工夫を常に考えていたいと
そう思った一日であった。

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