【2021/2/27】追憶のベトナム

ベトナム料理屋でランチしたら、ベトナムに行ったことを思い出した。

何年前だったろうか。

確実にに５年は経ってる。

でも１０年は経ってない。と思いたい。

ベトナムとは言え、一番メジャーなホーチミンは外し、首都ハノイとホイアンを巡る旅行。友達の「オーダーメイドで服を作りたい！」というのが第一の目的で、世界遺産ハロン湾に見たいというのが第二の目的。どちらかというとわたしは”誘われたからついていった”って感じだった。

ホイアンでオーダーメイドでブーツを作ったこと、ランタンを買ったこと、日本人橋があったこと、ハロン湾が良かったこと・・・

あぁ人間の記憶ってどうしてポロポロと零れていくのだろう。

もっと色んな場所に行って、色んなものを見て、色んな料理を食べて、色んな感情が溢れていたはずなのに。

ベトナムに行った

ってことしか残ってないじゃないか。

しかし。

その記憶を詳しく紐解くツールをわたしは持っている。

高島麻利央『ベトナム記　1日目』

アメブロで記録していた。しかも鮮明に。事細かに。

旅行に至った経緯、行動、食事、観光・・・読めば当時が蘇る。

記録って大切だ。

人はどうしても忘れていく。新しい記憶が上書きされていく。写真を残すのもいいけれど「書き記す」ことは自分の人生の物語を紡いでいることでもある。だからこそ面倒でも綴っていく。

いつか自分のストーリーを思い出したいときが来る。きっと自分の歩みに勇気づけられたり、元気をもらえたりするはず。

旅行もそう。

バインセオが美味しくて、美味しくて、今でもベトナム料理屋に行く度に「食べたい」と思う。だけど食べてみて、当時と同じような美味しさと感動を得たことは一度もない。

それが旅行だよね～って。

結局、旅行行きたいなぁ～って話。