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nikki 2019/5/12 黎明という酒

約3週間ぶりに、神奈川の家で寝た。
何度もこの日記でも書いているように、
私はどこでも寝ることが出来る。

仕事で家を離れていた3週間の内、
最初の1週間は友人宅、最後の3日は実家、
あとはホテルという滞在状況であったが
眠れない、居心地が悪いなんてことは一度もない。

そして、今の自宅。
虫がいないかな、カビ臭くないかな、の
心配はややあったのが正直なところだが
ベッドに入った途端、バタンキューであった。

実はそれには理由がある。

長崎の同級生がくれた日本酒「黎明」のせい。
同級生の地元諫早で作られたお酒のようである。

いつもならビールを飲むところだが
その酒は『生酒』シールが貼ってあり、
「要冷蔵」で「お早めにお召し上がり下さい」という。
そう言われれば飲まないわけにはいかない。

そもそも生酒ってなんだ。
日本酒をほとんど飲まない私は調べた。

「生酒」(なまざけ)は、「火入れ」と呼ぶ60℃ほどの加熱処理を一度もしない酒です。しぼりたてのフレッシュな香味を楽しむ酒で、冷やして飲むのに適しています。

適しているというので、ちゃんと冷やしてから飲んだ。

甘い。そして、濃い。
「フワッ」と甘みと、お米の味の重さを感じる。
喉を流れるとき、「通ります!!」と伝えてくれる存在感。
脳内には「アルコール入りました!」と告知が来る。

やはりビールと違ってグビグビとはいかない。
どれだけビールを水分のように飲んでいたかが分かる。
そして、やはり、酔うよ、すぐに。
分かっちゃいたけど。アルコールは16%。
日本酒の適量が分からない。
きっとチビチビ飲むのが本来の在り方なんだろうけど
まぁまぁ大きめのコップで飲んでしまったよ。

別に寝不足でもなんでもないのに、
気付いたら久方ぶりの自室のベッドに転がっていた。

日本酒に合うつまみを買って、大切に飲もう。
諫早が詰まった、黎明を。

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